“アジアのユニコーン” 「サオラ」という動物について学ぼう

(https://www.savethesaola.org/) // ヴェトナムとラオスの間を走るアンナン山脈には、「サオラ」という名前の動物が生息しています。 おそらく知っている人、なじみのある人はほとんどいない動物だろうと思います。 この動物については私たち日本人がよく…

フルーツではないほうの「キウイ」保護のために外来種駆除に力を入れるニュージーランドの話

// 「キウイ(kiwi)」と言えば私たち日本人にとってはキウイフルーツのことで、この鳥を思い浮かべることはほとんどないでしょう。 しかしキウイフルーツはこの鳥に似ていることことから名づけられたもので、”順番” で言えば鳥のキウイが先ということになり…

米アラスカ州 いったん禁止されたハンティング方法が再び可能に 3種類の「ハンティング」について考える

// 英BBCニュースは、米アラスカ州で禁じられていた「餌でクマをおびき寄せて殺すなどの狩猟方法の規制」をアメリカ政府が撤回する案を発表した、と報じています(クマをドーナツでおびきよせる狩猟法、禁止解除へ 米アラスカ - BBCニュース)。 アラスカで…

モヘアのために毛を刈り取られるヤギたちの惨状が明らかに 複数のブランドがモヘア使用中止を決定

// 「モヘア(mohair)」を素材とした衣類は、世界中のあちらこちらで使われています。 モヘアにはアンゴラヤギの毛が使われますが、このアンゴラヤギを大量に飼育して、その毛を刈り取って売っている業者たちの様子をとらえた動画が世界中に大きな衝撃を与…

ゴリラの生息数がこれまでの推計よりも多いことが判明 これでゴリラの将来は安心か?

// ゴリラの実際の生息数はこれまで見積もられていたよりも多いことが、最近発表された調査結果で分かりました。 10年間にわたって行われたこの調査では、赤道付近のアフリカ西部約9,000kmにわたる地域を徒歩でパトロールし、ゴリラが毎晩過ごす寝床を調べる…

海洋汚染対策が始まる中、放置された漁業網のもたらす惨たらしい被害にも注目

// 2018年4月、イギリス政府はプラスチックゴミ削減に向けて、プラスチック製ストローなどの製造禁止に向けた審議を開始すると発表しました。 同じく2月にはイギリス王室がプラスチック製品の使用をやめる決定をするなど、この国はプラスチックごみによる海…

ホッキョクグマの新陳代謝のレベルが高いことが判明 エサが足りず生息数減少を加速

// ホッキョクグマが絶滅危惧種であることは以前から知られていますが、最新の研究では、生息数の減るスピードがこれまでの予測よりも速い可能性があるという結果が出されました。 これは、ホッキョクグマの新陳代謝の機能ががこれまで考えられてきたレベル…

クアッカワラビーとの自撮りブームをめぐる賛否両論

// 「クアッカワラビー」はオーストラリアのパースに近いロットネスト島に数多く生息している有袋類です。 この動物はオーストラリア西部を訪れる観光客たちにとても人気があります。 人気の理由はいつも笑っているように見えるその可愛らしい顔だけではあり…

キタシロサイ「スーダン」の死とサイの密猟の惨状

// この動画は2018年2月半ばごろに、サイの保護活動を行っているチャリティ団体「Rhino 911」によって撮影されたものです。 まだ小さな子供のサイが、死んで動かなくなったお母さんの周りを歩き回っています。おそらくおっぱいを飲もうとしてお母さんに近づ…

動物たちに感覚や感情はあるの? 「Animal sentience」をめぐる議論

// 最近になって「animal sentience」という言葉が少しずつ使われるようになってきました。 この言葉は「動物が主体的に感じたり、受容したり、経験から学ぶ能力」というのが一つの定義とされています。 (私が調べた限り、この英語についての一般的な訳語は…

飼い主を襲う危険にあえて立ち向かった3頭の犬たちの話

// 動物の行動を安直に「擬人化」するべきではない、ということは今までも多くの専門家が忠告していることです。 以下の3つの話も、もしかすると犬たちは単に本能で行動しただけなのかもしれません。 しかし、私たち人間にとって犬という動物が特別な存在で…

イギリスでもサーカスでの動物利用を禁止へ すでに40か国以上で実現

// イギリス政府は2020年1月までにサーカスでの動物の利用を禁止するという意向を明らかにしました。 イギリスにはご存知の通りイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの地域(国)が存在します。 このうちスコットランドはすでに20…

相変わらず続くセンザンコウの密輸 今でも5分に1頭が捕獲されている絶滅危惧種

// 毎年2月の第3土曜日は「World Pangolin Day」(世界センザンコウデー)とされているようです。 世界で密輸のターゲットとされることがもっとも多い動物「センザンコウ」についての意識を高め、その生存を守ろうと2012年から続けられています。 世界中から…

海中のプラスチック廃棄物で苦しむクジラたちの惨状

// 先日ノルウェーの海岸に1頭のクジラが打ち上げらられ、その体内から30枚を超えるビニール袋が発見された、というニュースがありました。 救助隊の隊員たちが打ち上げられたクジラを調べましたが、助かる見込みはないと判断されたため、クジラは安楽死させ…

"地獄はここに" インドで続く「ゾウ vs. 人」の惨たらしさを象徴する一枚の写真

// インドの西ベンガル州。 ある日、3頭のゾウが人の生活している村の中に入り込んできました。 2頭の大人のゾウと、1頭の子供ゾウです。 村に入ると子供ゾウは大人のゾウたちに追いついていくことができず、その距離はどんどんと伸びていきました。 すると…

フェイスブックで飼い主同士のネットワーク 愛犬の死を乗り越えた女性の話

// 2015年の暮れ、ダックスフントの「マイロ」は悪性リンパ腫との診断を受けました。 検査をした獣医師の先生は、飼い主のローラ・ブライトさんに心の準備をするよう伝えなくてはいけませんでした。 マイロに残された余命は6週間。 当然のことながら、ローラ…

野生のピューマが中毒死 ネズミの駆除剤が食物連鎖の頂点にまで達した惨たらしい結果

// 2014年、カリフォルニア州ロサンゼルス。 動物学者たちは、野生動物たちを遠隔で観察するために設置したカメラの映像をチェックしていました。 その映像に、ある1頭の病気にかかったピューマがいることに気づきました。 このピューマは研究者たちが「P-22…

犠牲になる動物たち イギリスで相次いだ動物園/サファリパークの火災

// 2017年12月23日、イギリスのロンドン動物園で大規模な火災がありました。 この火事で8人が負傷し、5頭の動物たちが犠牲になりました。 命を落としたのは1頭のツチブタと4頭のミーアキャットです。 出火は朝の6時ごろだと見られています。 ロンドン動物園…

ブリーダーに頭数制限・ペットショップが里親センターへ 豪ヴィクトリア州の「オスカー法案」に注目

// オーストラリアのヴィクトリア州ではこのたび、犬のブリーダーやペットショップの活動に大きな制限を加える法案が可決されました。 このたび州議会で可決された改正法では、子犬の量産の禁止、ペットショップ経営の改善、そして犬や猫のオンライン販売の…

イルカやクジラの行動が想像以上に人間に近い 人の頭脳の発達のヒントになるか

// クジラやイルカなど海中に生息する哺乳動物たちは、以前想定されていた以上に大きい頭脳を持っていることが知られるようになりました。 同時に、これまで知られていた以上に効率のいいコミュニケーションを行って仲間とのつながりを保ち、お互いを理解し…

トランプ大統領によるメキシコ国境の壁がオセロットに及ぼす影響

// アメリカのテキサス州には「リオグランデ渓谷」があります。ドナルド・トランプ大統領がメキシコとの国境に壁を建設しようとしているところです。 人が通過できないような高さの壁が一面に建設されるわけですから、そこに暮らす野生動物たちも必然的に生…

アフリカで頻発するロバの殺害 生薬のもととして中国からの需要増加が原因

// ケニヤに暮らすアンソニーさんは水の運搬業を営んでいます。 彼はこれまで4年にわたって1頭のロバといっしょに仕事をしてきました。 ロバは交通事情の発達していない地域では、有力な輸送手段として活躍してくれている動物です。 家を借りて家族といっし…

イギリス議会が可決したと報道された「動物に感情や感覚はない」という法案(?)

// 現在EU離脱の手続きを進めているイギリスでは、今まで適用されてきたEU法を離脱後のイギリスでどこまで適用させるかについて、議論が続けられています。 そんな中、最近話題になったのが「イギリスの国会がEU離脱に関する法案に “動物たちは痛みを感じず…

観光地での「動物セルフィー」は野生動物虐待に関与することになるので注意

// 2017年には総ユーザーが数8億人に及ぶと言われるインスタグラム。この写真共有アプリで流行する「自撮り」は日本だけの現象ではなく、世界中に広まっています。 この “セルフィー” を野生動物と一緒に撮ることが観光客たちの間で流行っていますが、そんな…

井戸に落ちたヒョウ救出をとらえた一枚の写真とインドで頻発する動物との衝突

// 2012年7月、インド西部のマハーラーシュトラに住むボーラさんのもとに、電話がかかってきました。 ヒョウが井戸の中から出られなくなっている、という連絡でした。 ボーラさんの職業は学校の先生ですが、野生動物を専門に撮影する写真家でもあります。こ…

宇宙開発のために犠牲になった犬「ライカ」の話

// 今から60年前の1957年11月3日、当時のソヴィエト連邦政府は「スプートニク2号」というロケットを発射しました。 その前に発射されていた「スプートニク1号」にはなかった “乗組員” がこのロケットに搭乗していました。 この乗組員は犬の「ライカ」でした…

#猫バンバン 車に乗る人は気を付けてあげてください

日産自動車が2016年の2月にこんな動画をYouTubeの公式チャンネルに投稿しています(私は今日初めて知りました)。 すでにご存知の方も多いと思いますが、これからの季節(同乗者も含め)車を運転する方にあらためて意識してもらいたいことなので、このブログ…

檻の中に閉じ込められていたオランウータン 仲間と暮らすその後の様子

// 以前、「7年間檻の中に閉じ込められていたオランウータン 森林への復帰にむけてリハビリに励む」という記事で、インドネシア・ボルネオ島のオランウータン、エイミーの話を紹介しました。 animallover.hatenablog.com エイミーはおそらく生まれてすぐペッ…

カナダの動物園 その劣悪な飼育環境で「生きる気力を失った」クマの話

// カナダにある「スプルース自然公園」はオンタリオ州南部の、アメリカとの国境近くにある動物園です。 カナダの広い敷地を活かし個人経営されているこの自然公園では、ケガをしたり捨てられた家畜やペットの救助・受け入れを始め、保護された野生動物の救…

大けがを負ったペンギン「ミス・シンプソン」が9か月間のリハビリを経て海に戻るまで

// オーストラリアのタスマニア島で、早朝の海岸に多くの人が集まってきました。 ペンギンの「ミス・シンプソン」が9か月間のリハビリを経て、今日ようやく海に返されることになり、みんなが見送りに来ているところです。 【犬に襲われたペンギン】 2014年7…