酪農場を引退したウシたちを見捨てない クラウドファンディングで資金を募り保護区域に移送

// アイルランドの酪農家だったジル・スミスさんは、このたび酪農業から引退することになりました。 しかし、それまで自分の農場でいっしょに働いてきた70頭のウシたちを、単に「家畜としての用が済んだ」というだけの理由で手放したくはないと考えました。 …

ユキヒョウが「絶滅危惧種ではなくなった」というのは本当?

// 長きにわたって絶滅危惧種に指定されてきた「ユキヒョウ」について、最近「絶滅の恐れがなくなった」という話が一部で流れているそうですが、これは本当なのでしょうか? 【危険度が一段階低くなった】 残念ながらユキヒョウは絶滅危惧種でなくなったわけ…

ハリケーン「ハービー」の甚大な被害にもかかわらず動物たちを見捨てない米国の人たち

// 米テキサス州やルイジアナ州などを襲ったハリケーン「ハービー」の被害は、人だけでなく動物たちにも及んでいます。 災害時はどうしても人命優先になり、それはやむを得ないことです。 しかし、ふだん人間たちと一緒に暮らしているペットの動物たちは、や…

象牙だけではない 毛皮目的でもゾウの密猟が横行

// ゾウたちが象牙目的で密猟の対象になっているということは長らく指摘されており、密輸する人たちを含めた国際問題にもなっています。 これは主にアフリカ各国で起きていることとして、メディアでも熱心な追及が続けられているところです。 【メスや子供た…

『ハリー・ポッター』が原因? 野生のフクロウがペット目的で乱獲される深刻な事態

// いまだに根強い人気を誇る『ハリー・ポッター』シリーズは、本や映画のみならず専用のテーマパークまでできるほどの一大産業となりました。 このシリーズには「ヘドウィグ」というフクロウが登場し、主人公の忠実な仲間として存在感を示しており、人気キ…

生存数わずか3頭の「キタシロサイ」に初めて体外受精の試み

// サイの一種である「シロサイ」には「キタシロサイ」と「ミナミシロサイ」の2種類がいます。 キタシロサイとミナミシロサイはお互い近しい種ではありますが、別々の種に分かれたのは100万年前であると考えられています。 このうちミナミシロサイはアフリカ…

プラスチックの輪に苦しむアヒルを救出 ゴミを捨てるときにやっておきたい「もう一歩」

// 南アフリカ共和国のマグワイアさんは、大きな池があるとても広い敷地に住んでおり、そこにはアヒルの群れが遊びに来ることもあります。 いつもそんな光景を楽しんで見ているマグワイアさんですが、ある日、奇妙なアヒルが一匹含まれているのを発見しまし…

今度はセシルの子供が犠牲に 今でも続くトロフィーハンティング

// ジンバブエでライオンの「セシル」が殺害されたのが 2015年7月1日。 2年後の2017年7月、今度はセシルの子供がハンターに殺害されました。 (殺害されたザンダ) 6歳のライオン「ザンダ」は7月7日、ジンバブエ北部にあるワンゲ国立公園付近でハンターに射…

ラッコの保護に奮闘する米カリフォルニアの水族館と「二ホンカワウソ」の絶滅

// いわゆる「カワウソ」と呼ばれる動物には13の種があります。 しかしその多くが生息数の増減を繰り返してきました。 カワウソは毛皮目的で大量に殺害されてきた歴史があります。 また魚介類をエサとする動物であることから、漁業に対する脅威とみなされ、…

トラの生息数はわずかながら増加 しかし本当の回復までは長い道のり

2016年、世界自然保護基金(WWF)はトラの生息数が2010年の3,200頭から3,900頭へ増加した、と発表しました。 密猟を取り締まるパトロールを導入したり、生息地の保護に取り組んだ結果であると見られています。 わずか700頭という文字通りの「微増」ですが、…

犬肉販売は禁止のはずが・・・ 王林の「犬肉祭」今年も開催

// 1か月前にこのブログで、中国で犬肉の販売が禁止されたことで、開催が予定されていた王林の「犬肉祭」も今年は中止になるだろう、という内容の記事をアップしました。 しかしながら、王林での犬肉祭は開催されました。 たとえ中止にならなくても、従来の…

イギリス総選挙の結果がもたらすもう一つの懸念 象牙取引の禁止を訴える王子と継続を目指す保守党

先日このブログで、イギリスのキツネ狩り復活の恐れについてふれました。 animallover.hatenablog.com 総選挙の結果は、キツネ狩り復活を支持する保守党が(議席は減らしたものの)政権の座にとどまる結果となりました。 実は保守党の政策で気になるのは、キ…

米コネチカット州 虐待された動物の権利のために弁護士選任が可能に

アメリカでは毎年数千件の動物虐待が報告されています。 しかし、人が犠牲となる事件に比べると、動物虐待はどうしても裁判所での優先順位が低くなったり、場合によっては取り上げられないまま放っておかれることもしばしばあります。 そこで、この状況を変…

キツネ狩りは復活してしまうのか 動物愛護団体も注目の6月のイギリス総選挙

5月の終わり、イギリス首相官邸があるロンドン・ダウニング街でデモンストレーションが行われました。 キツネ狩りに反対する人たちが、保守党政権の政策へ抗議したものです。 【イギリスの「キツネ狩り」とは?】 「キツネ狩り」というのは、訓練された猟犬…

プラスチックの輪にはまり込み死亡したアザラシ 人のゴミが引き起こす惨たらしい結果

このアザラシは、まだ小さい子供だった時に、海中に流れていたプラスチックの輪にはまり込んでしまったと見られています。 プラスチックの輪が残ったまま体はどんどん大きくなっていき、皮膚を締め付け、さらには筋肉をむしばむほど食い込んでしまっています…

中国で「犬肉」禁止の決定 王林の「犬肉祭」開催直前

※こちらの記事については、その後犬肉祭が開催されたという報道があったため、6月25日付の記事「犬肉販売は禁止のはずが・・・ 王林の「犬肉祭」今年も開催」でフォローアップしました。 中国で行われてきた犬肉の販売が、一時的にではありますが、禁止され…

レッドリストで絶滅危惧種に指定されたキリン アメリカ国内でも絶滅危惧種指定に向けて声が高まる

2016年12月、キリンが国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに絶滅危惧種として載ることになったというニュースがあり、このブログでも紹介しました(「親しみがある」≠「生息数が多い」 キリンという身近な動物が実は静かに絶滅に向かっているという皮肉…

虐待の末に建設現場に置き去りにされた犬がもう一度人と生活を始めるまで

これは新種の動物ではありません。 れっきとした犬です。 トルコで保護された迷い犬の「パスカル」(4歳)。 発見されたとき、この犬はビルの建設用地に置き去りになっていました。 報告されているところによると、二人の子供がいたずらでパスカルに危害を加…

7年間檻の中に閉じ込められていたオランウータン 森林への復帰にむけてリハビリに励む

ただの物置にしか見えない小さな小屋。 中には農具などでも入っているように思えます。 しかし、ここにオランウータンが7年間にわたって閉じ込められていたのです。 インドネシアのボルネオ島。 オランウータンのエイミーは、生まれ育った森林からはるか遠く…

密猟だけではない チーターが絶滅の危機に追い込まれたもう一つの理由

アジアチーターは、かつてはインドからトルコ、アラビア半島に至るまで、広い地域を生息地として暮らしてきた動物です。 2010年、イランにある国立公園や野生動物保護区内に数々のカメラを設置し、このアジアチーターの生息数を集計する試みが行われました。…

中国の象牙取引禁止 日本も原因だった「ゾウ絶滅の危機」をめぐる歴史をもう一度学ぶ

中国が2017年の象牙取引の全面禁止を決定し、その確実な実行が期待されていますが、これは私たち日本人にとっても決して他人事ではありません。 バブル経済に向けて調子に乗っていた日本人が大量の象牙を購入したことで、ゾウの生息数を激減させてしまったこ…

3匹のブタ 人とブタが仲良く暮らす3つの話

【その1】 この農場では、ブタが飼育されています。 お母さんブタは顔を横に向けることもできないほど狭い檻の中に閉じ込められ、赤ちゃんを産むだけの生活を余儀なくされています。 赤ちゃんが生まれても、6か月たつと次の赤ちゃんを産むように仕向けられて…

韓国最大の食用犬市場が「閉鎖」 それでも犬食は続けられる

韓国の城南(ソンナム)市にあるモラン市場は、毎年8万頭の犬を売りさばく韓国最大の犬肉市場です。 売られる犬は生きたままの場合もあれば、殺害して加工したものが売られていることもあります。 韓国全土で消費されている食用犬の約3分の1がこの市場で取引…

干ばつに苦しむケニアで野生動物のために一人で給水活動を続ける男性の話

ケニアにある「ツァボ・ウェスト国立公園」。 ここでは2016年6月から雨が降っておらず、野生動物が暮らす公園内には一滴の水もない状態が数か月続いています。 この状況に向かって一人で活動を続ける男性がいます。 地元の住人パトリックさんは、毎日3,000ガ…

2月27日は「国際ホッキョクグマの日」

毎年2月27日は「国際ホッキョクグマの日」(International Polar Bear Day)に制定されています。 これは動物保護団体である「Polar Bears International」が決めたもので、あくまで民間レベルで行われる活動であり、強制力を持つようなものは何もありません…

生まれつき前脚のない子犬 深刻な障害を抱えながらも里親といっしょに前向きに生きる

子犬のナビーは生後間もない段階で、獣医師が安楽死を勧めざるを得ない状態でした。 ナビーは前脚のない状態で生まれてきました。 ナビーを生んだ母親は育児放棄せず育てようとしていましたが、いっしょに生まれた兄弟たちと一緒に暮らしてゆくことができな…

「有害動物の生息数を抑える」という建前でコヨーテの殺害コンテストがアメリカで開催される

アメリカ北西部に位置するワイオミング州。 全米50州の中では最も人口が少ない州ですが、自然環境が豊かで多くの野生動物が生息しています。 とくにバッファローやハイイログマ、北米カモシカ、そしてコヨーテなどがその代表的なものです。 このコヨーテを巡…

サルが電線で感電してしまう事故が多発する南米 絶縁ケーブルの普及に向けた活動が進む

こちらはサルのヴィンセント。 コスタリカに生息する「ホエザル」です。 ホエザルはクモザルの一種で、南米に多く生息しています。 南米では絶縁されていない電線や変圧器が多く使われています。 今までは野生の森林だった場所にも、近年は人が住み始めたり…

アメリカ最大のサーカスが営業を終了 果たしてこれは動物愛護が定着した結果なのか?

「リングリング・サーカス」は146年の歴史を誇る世界でも最も有名なサーカス団のひとつでした。 このサーカスが2017年5月をもって終了することが、このたび発表され話題になっています。 【ゾウたちの引退により収益が減少】 かつてはサーカスの代名詞とまで…

韓国から「食用」のイヌを救助 里親さがしよりもトラウマ克服が課題

韓国でイヌの肉が食用とされていることはよく知られています。 イヌの肉を使った料理を提供しているレストランは韓国国内に4,000店舗を超えるといわれています。 必ずしも毎日の食卓に上るふつうの食べ物ではないらしいのですが、それでも30%の韓国人が一生…