「ロードサイド・ズー」って何? 鎖につながれた赤ちゃんトラの保護と悪質な取引の横行

このシベリアトラは、メキシコシティのあるレストランの駐車場に鎖でつながれていました。 地べたに寝そべる以外何もやることがなく、ただ日の過ぎていくのを待つだけの毎日を送っている、まだ生まれて間もない小さなトラです。 // レストランを訪れたお客さ…

交通事故で犠牲になった猫たちの身元確認のため法改正を訴え続けるイギリスのグループ

スヤスヤと眠っているこの猫は「トフィー」と名付けられ、イギリスのある地方で飼い主家族の一員として暮らしていました。 // しかし2018年1月31日の夜から行方が分からなくなりました。そのまま行方不明の状態が続いたため、飼い主家族は迷い猫の目撃情報を…

ウミガメの保護活動をトルコの海岸で30年以上続けている96歳の女性

イギリス人のジューン・ハイモフさんがトルコの南海岸で初めてアカウミガメと出会ったのは、すでに30年以上も前のことです。 海岸沿いを歩いていたジューンさんは、ウミガメの産卵の場面に出くわしました。 このアカウミガメとの偶然の出会いが、その後のジ…

クマに「助けられた」3歳の男の子の話 果たしてクマは人を守ろうとするのか?

// 日本でも一部メディアで報道されましたが、米ノースカロライナ州で行方不明になっていた3歳の男の子が2日後に無事発見されたというニュースがありました。 この男の子が救助された後、「森の中で救助を待っているあいだクマが一緒にいてくれた」と証言し…

シリア難民が母国に残してきたペットと再会できるよう保護活動を続ける女性の話

この女性は、シリア難民がやむを得ず自国に残してきたペットたちと再会できるよう、「Animals Syria」という動物保護団体を立ち上げて保護・移送活動を行っている人です。 // 彼女がどのような経緯でシリアに暮らしていたのかなどは語られていませんが、かつ…

ゾウ専用の病院がインドで開院 治療のみならずアジアゾウの研究にも貢献へ

2018年11月、インド北部のマトゥラーという場所に、ゾウ専用の病院が開院しました。 野生動物保護団体「Wildlife SOS」とインド北部の州ウッタル・プラデーシュの森林保護庁が共同で運営するもので、すでに20頭を超すゾウのケガや病気などの治療を行っていま…

「クジラを守る国」カナダの保護政策により2018年には事故死なし 世界に411頭の絶滅危惧種

タイセイヨウセミクジラは、その名前の通り大西洋、とくに北大西洋に暮らすクジラの一種です。 このクジラは2018年のあいだ、1頭も事故死することがありませんでした。 これはカナダ政府による徹底的な保護策が功を奏した結果だったのです。 // 【世界でわず…

2019年より米カリフォルニア州でブリーダーの育てた子犬・子猫の販売が禁止に 英イングランドに続く

以前、イギリスのイングランドでペットショップが子犬・子猫を販売することが禁じられるという記事を紹介しました。 animallover.hatenablog.com このたび同様の動きがアメリカのカリフォルニア州でも始まりました。 // 2019年1月1日よりカリフォルニア州で…

世界に67頭しかいないジャワサイ インドネシアを襲う津波から守り抜くための努力

サイという動物は5種類に分類されていますが、その一つである「ジャワサイ」はウジュン・クロン国立公園内に暮らす67頭のみの生息が確認されているだけです。 この国立公園は、12月22日にインドネシアを襲った津波によって甚大な被害を被った場所のひとつで…

”捕鯨の国” として知られる日本 まずはクジラという動物についての知識を深めていこう

日本が国際捕鯨委員会(IWC)から脱退し商業捕鯨を始める、という報道がありました。まだ政府の正式な発表はないようですが、日本国内のみならず海外でも同じことが報道されています。 この話題については、までの経緯を詳しく説明している記事がたくさんあ…

犬は人と暮らす動物 食肉業者から救助された1頭と里親の見つからない2頭の話

// マルチーズ犬の「カモー」はもともと家庭で人といっしょに暮らしていたペットでした。 しかし、飼い主がカモーを韓国ソウルにある犬肉業者に引き渡してしまったのです。 もちろん食肉目的で殺されてしまうことが分かったうえで行われたことでした。 それ…

クジラの体内から大量のプラスチック片が発見される 動物だけでなく人間にも迫る汚染の危機

2018年11月中旬、インドネシアの東海岸にクジラの死体が打ち上げられました。 クジラの死体が打ち上げられるのはとくに珍しいことではありませんが、この死体を解剖したところ、きわめてショッキングな事実が判明しました。 このクジラの胃の中からビーチサ…

ウーパールーパーを絶滅の危機に追い込む二つの原因とは?

ウーパールーパー(アホーロートル(axolotl))はそのピンク色の身体とほほ笑んでいるような可愛らしい顔つきから、一時期はペットとして日本でも人気を博しました。 (https://daily.jstor.org/the-race-to-save-the-axolotl/) // メキシコでは国民的なシ…

クリスマスイベントで活躍するトナカイ その飼育状況をとらえた動画によりイベントが中止へ

// ヨーロッパではクリスマスシーズンになると、この季節を象徴するトナカイがあちらこちらに登場するようになります。 ショッピングセンターでの催し物、サンタクロースが登場するパレード、クリスマスツリーのライトアップなどといった年に一度のイベント…

やはりドローンによる野生動物撮影は悪影響あり 子グマが崖を滑り落ちてしまう動画が話題に

// 2018年11月初め、クマの親子が雪に覆われた崖をよじ登る様子をとらえた動画がネットで話題になりました。 しかしその直後、実はこの動画を撮影したドローンが親子を威嚇してしまった可能性がある、という指摘がありました。 近づいてきたドローンを警戒し…

カリフォルニアを襲った大規模な山火事で苦しむ動物たち

// ペットであれ家畜であれ、動物を飼育している人たちは緊急時の避難方法を常に確認していることが求められますが、避難の必要があまりにも急に襲ってきた場合は、どうしても人命優先にならざるを得ません。 現在も被害の続いている米国カリフォルニア州の…

最近ヨーロッパでライオンの赤ちゃんが発見されているのはなぜ?

// 先日、フランス・パリ郊外のアパートでライオンの赤ちゃんが見つかり、所有者の男が捕されるというニュースがありました。ライオンは野生生物保護当局に引き渡されたそうです。 www.bbc.com このBBC日本語版の記事には、ほかの似たような事件が紹介されて…

プラスチックまみれの海に暮らすウミガメたち わずかプラスチック片一個の誤飲で致死率が2割高まる

// 私たちの捨てたプラスチックごみが海に流れ着き、その結果多くの海洋動物たちが苦しんでいるという事態は、最近になってようやく注目されるようになってきました。 とくに輪っかの状態になっているプラスチックが体に絡みついてしまって、そのせいで体が…

キツネがたくさん出没する英ロンドン 動物との共生の難しさも

// イギリスの首都ロンドンにはたくさんのキツネが暮らしています。 近年の統計によると、ロンドンを含めた英国イングランドの都会には150,000頭のキツネが暮らしており、過去20年間で4倍にも増えているとう数字が出ています。 こうした都会に暮らすキツネは…

ペットや食用で犠牲になっている絶滅危惧種「ホウシャガメ」の実態

// 2011年に行方不明になった2匹のリクガメが、2018年9月になって7年ぶりに発見されたというニュースがありました。 このリクガメは、絶滅危惧種の「ホウシャガメ」です。 かつてオーストラリアのパース動物園に暮らしていた2匹ですが、パース近郊のある家で…

あまり知られていないパグやブルドッグ特有の病気をあらためて学習しよう

// 犬の種類の一つ「パグ」は、とくにここ10年ほどペットとして大きな人気を獲得してきました。 この種の犬はその顔が大きな特徴です。鼻が前に向かって突き出ておらず、ほかの種類の犬たちに比べると顔が平べったくなっています。 人間は人の顔に近い顔を持…

ハリケーン「フローレンス」で水中から救助された牛 去年「ハービー」で救助された牛といっしょに暮らす

// 2018年9月中旬、アメリカ東部を襲ったハリケーン「フローレンス」がノース・カロライナ州に上陸しました。 このニュースを耳にした動物救護団体のマイクさんとその同僚たちは、トラックに乗り込みニュージャージー州からはるばる現場に駆けつけました。 …

信号機の上で次々とヒナを育てるハトの話

// トルコのイズミルという都市で、ある信号が注目の的になっています。 これは誰かのいたずらか、それとも前衛芸術家によるインスタレーション作品でしょうか。 そうではありません。 約1年ほど前、この信号機の上に一羽のハトが巣をつくりました。 かなり…

今年のロンドン・ファッション・ウィークは「ファーフリー」で開催 一方で別の懸念も

// 今年もロンドン・ファッション・ウィークが9月に開催されますが、今年はいつもと違う点が注目されています。 今回は登場するコレクションのすべてが「ファーフリー」(毛皮を使用していない)のものに限られている、ということです。 世界主要都市で行わ…

フォークランド諸島に暮らす100万羽のペンギンたち ここにも「EU離脱」の余波が

// ペンギンというと氷の上を歩いているイメージがありますが、草の生えた岩や砂の上で暮らしているペンギンも少なくありません。 南大西洋のアルゼンチン沖に浮かぶイギリス領「フォークランド諸島」には、100万羽を超えるペンギンが暮らしています。 子育…

悪質ブリーダー/ペットショップの取り締まり イングランドで子犬・子猫の販売を禁ずる「ルーシー法」

このたびイギリスのイングランドで「ルーシー法」と呼ばれる法律が事実上成立しました。 これにより、イングランドでは生後6か月以下の子犬・子猫を(オンラインを含む)ペットショップで販売することが出来なくなります。 // 【ネット上ではウソの情報でペ…

アルメニアで横行している "飼育" に見せかけたクマの虐待

以前、動物保護団体「インターナショナル・アニマル・レスキュー」がアルメニアの “動物園” からクマの救出に成功した、というニュースがありました。 “動物園” と言っても名ばかりで、単に動物を狭い檻の中に閉じ込めて客引きのための見世物にしているだけ…

一瞬「まぬけな動物」に思えるアクシデント 悪いのは動物だけ?

以下は、ここ最近アクシデントに巻き込まれた動物たちのエピソードです。 まぬけな動物たちの話として笑い飛ばすこともできるかも知れませんが、動物だけの問題なのでしょうか? // 【ビンに頭を突っ込んだフクロギツネ】 オーストラリアのクイーンズランド…

再開されるハイイログマのハンティング あえて狩猟に「参加」しようとする保護活動とは?

2017年6月、アメリカ合衆国政府はハイイログマを絶滅危惧種のリストから外しました。 (英語で「grizzly bear」と呼ばれるハイイログマ) // この結果、ワイオミング、モンタナ、アイダホの各州では制限付きながらもクマのハンティング再開の動きが出てきま…

動物殺害は「動物 vs. 人」だけでなく「人 vs. 人」の対立まで生み出してしまうということ

// 南アフリカ共和国にある自然保護区内にサイの密猟目的で侵入していたハンターたちが、同じ保護区以内に生息していたライオンたちに襲われ、殺されたうえ食べられてしまうという事件が報じられました。 遺体は無残な状態だったらしく、現時点では犠牲にな…