犬を熱中症から守るために覚えておきたい10のポイント(とくに新しく犬の飼い主になった人へ)

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https://www.standard.co.uk/lifestyle/how-keep-dog-cool-hot-weather-a4448981.html

 

新型コロナウイルスのために外出自粛がしばらく続いており、私たちは今まであまり経験したことがないさみしさや孤立感のようなものを抱える生活が続いていました。

 

そんな中、人との接触がなくなった分を埋め合わせようと、ペットの需要が高まっているというニュースがありました。

 

news.yahoo.co.jp

ペットの需要が高まり、そのおかげで今まで里親が見つからなかった保護犬・保護猫たちの引き取り先が次々と決まるといううれしい側面が報告されています。

 

しかしその一方で、単に一時的なさみしさを紛らすためにペットに手を出した人が、今後ふつうの生活に戻った後でも飼い主としての責任を果たし続ける覚悟があるのか、大いに懸念される、という指摘もされています。

 

ここでは、新しく犬の飼い主になった方へ、犬の熱中症予防について知っておいてほしいポイントをご紹介します。

 

新しい飼い主の皆さんが無責任な人たちだと言っているわけではありません。

 

しかし、経験のある飼い主に比べると情報がどうしても十分ではない可能性があり、その結果、最終的にペットである動物にそのしわ寄せがきてしまうことになります。

 

まずは目の前に続く蒸し暑い日々を新しい家族と一緒に乗り越えるために、以下の情報をチェックしてみましょう。

 

 

 

散歩には犬用の水筒を持っていく

散歩に行く場合は、1時間おきに犬が水を飲めるように水筒を持っていきましょう。同様に水飲みのボウルも持って行ってあげてください。

 

湿ったタオルでクールダウン

犬用のプールや庭にスプリンクラーを設置する余裕などはふつうはありません。しかし日陰に湿ったタオルを敷いてあげると、犬はそこで涼をとることができます。犬の首の後ろに氷をあててあげるのも効果があります。

 

グルーミングを定期的に行う

グルーミングを怠ると、犬の毛皮の中に毛の結び目ができてしまいます。この小さな結び目がたくさん集まってしまうと、夏場には熱がこもって苦しい思いをさせることになります。

 

犬用の日焼け止めクリームを使う

毛皮が薄い犬や色の薄い犬は、日焼けしやすい種類です。対策として犬用の日焼け止めクリームがありますが、使うかどうかについては飼い主が勝手に判断せず、まずはかかりつけの獣医師に相談してください。必要な場合は、ペットショップで専用のクリームを手に入れることができます。

 

熱中症の症状に注意する

熱射病は、動物が体温を下げることができなくなったときに起こる症状で、場合によっては致命的になることもあります。飼い主は以下の症状に気をつけましょう。

  • 重たいあえぎ声
  • 目つきがどんよりしている
  • 脈拍が早い
  • 唾液の分泌が多すぎる
  • いつもと行動が違う
  • 嘔吐や下痢

もしあなたの犬がこうした症状に悩まされているのであれば、早急に対応する必要があります。

まずすぐに日陰に入れてあげてください。そのうえで濡れたタオルや氷で体温を下げ、水を飲ませて涼しくしてあげましょう。

 

車の中に犬を置き去りにしない

人の赤ちゃんと同じように、犬も車の中に放置してはいけません。太陽の光の下では、車内は急速に危険な高温になり、致命的な結果を招くことがあります。熱い車の中で犬を見かけたら(たとえ日陰でも)対応が必要です。

 

外で運動量の多い遊びはしない

投げたボールを追いかけさせる「フェッチ」という遊びは、熱に弱い犬にはおすすめできません。代わりに涼しい部屋の中に隠したおやつを探させるなど、屋内でできるゆっくりとしたゲームで遊んであげましょう。

 

暑い昼間の外出は避ける

昼間の散歩は避けるようにしましょう。私たちが帽子を必要とするように、犬にとってもやはりまぶしい太陽の下で歩くのは大変なことです。もし外出する場合は、日陰のある場所を選びましょう。

 

熱く焼けた路上は散歩させない

真夏のアスファルトは熱くなった石炭のようになります。犬の足(肉球)も当然やけどをしてしまうので、散歩の時間を工夫してあげましょう。

 

犬の冷やしすぎには注意

犬が気温のために熱射病の症状を示していても、冷やしすぎは禁物です。例えば氷のお風呂に入れたりすると、ショック状態になる可能性があります。冷たいタオルや袋に入れた氷を使うようにしましょう。また水を飲ませるときも、少しずつ与えるようにしてください。

 

 

 

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