旅先で出会った子猫の「ナラ」と自転車で世界一周の旅を続ける男性の話

イギリスのエジンバラに暮らす元ラグビー選手のディーン・ニコルソンさんが世界一周旅行に出発したのは31歳のときでした。 現役引退後は溶接工をしていたディーンさんですが、9時から5時まで働くだけの生活に嫌気がさし、自転車に乗って世界を見ようと決心し…

ニュージーランドの飛べない鳥「カカポ」はなぜ絶滅の危機に追い込まれたのか

「カカポ」と呼ばれ、ニュージーランドに生息しているフクロウオウムについて、以前このブログでも取り上げたことがありました。 animallover.hatenablog.com 翼があるのに飛ぶことができず、夜行性のため日中は人目につかないところに隠れており、オスの体…

野生動物の売買 いつまでたっても違法取引がなくならない5つの理由

(https://theconversation.com/five-reasons-people-buy-illegal-wildlife-products-and-how-to-stop-them-145493) 野生動物の違法取引は、すでに何十年も前から世界中の問題となっていました。 そして現在、新型コロナウイルス感染症の流行が、一説による…

バイソンは「生態系のエンジニア」 イギリスの自然に「再導入」で生物多様性の回復に貢献へ

2020年現在、イギリスには野生のバイソンは生息していません。 しかし今から数千年前までは、バイソンがイギリス国内で群れをなして暮らしていたと言われています。 そんなバイソンですが、2022年の春、イギリス国内の自然保護区に「再導入」されることにな…

14,000㎞の旅に疲れ果て死亡したオオカミ「OR-54」の話

2020年初め、「OR-54」として知られているメスのオオカミがパートナーを探す長い旅の末、死亡しているのが発見されました。 (https://www.theguardian.com/environment/2020/feb/09/wolf-california-oregon-scientists-endangered-species) OR-54はもとも…

コロナの影響で絶滅危惧種の密猟が増加 その理由とは?

コロナパンデミックによって引き起こされた様々な混乱が原因となり、野生動物の違法取引が横行するようになり、密猟の急増を引き起こしてしまっている、という現状がイギリスの新聞「The Independent」紙で報道されていました。 www.independent.co.uk 今の…

犬を熱中症から守るために覚えておきたい10のポイント(とくに新しく犬の飼い主になった人へ)

(https://www.standard.co.uk/lifestyle/how-keep-dog-cool-hot-weather-a4448981.html) 新型コロナウイルスのために外出自粛がしばらく続いており、私たちは今まであまり経験したことがないさみしさや孤立感のようなものを抱える生活が続いていました。 …

外出自粛中に猫にエサをあげすぎ? 猫の肥満について飼い主が気を付けたい4つのポイント

(https://www.theguardian.com/lifeandstyle/shortcuts/2019/nov/13/fat-cats-how-to-get-a-lazy-obese-feline-into-perfect-shape) 先日、「世界一太ったオオヤマネコ」が死亡したというニュースがありました。 www.excite.co.jp 名前はルーファスといい…

中国政府が犬の分類を「食用家畜」から「ペット」へ変更 犬肉祭の廃止につながるか?

このたび中国政府は、犬を「食用目的の家畜」ではなく「コンパニオンアニマル」として分類するための政令案を正式に承認しました。 「Companion animal」とは、いっしょに暮らしていく動物、つまり「ペット」と理解していいでしょう。 この法律が有効になれ…

都市封鎖の続くアメリカの繁華街では多数のネズミが目撃される エサ不足で共食いも

新型コロナウイルス感染症の影響で、欧米諸国では長らく「ロックダウン(都市封鎖)」が続いています。 人が外を歩かなくなり、いつもは賑やかだった通りもひっそりと静まり返り、またレストランなどから出される生ごみの量がここ数か月急激に減りました。 …

コロナ後の動物園 突然の来園者に動物たちは対処できるのか?

世界中で1年間に7億人以上の人々が動物園や水族館を訪れているといわれています。 そこに暮らす動物たちにとって「来園者」という存在は日常化しているわけです。 しかし新型コロナウイルスの大流行により、動物園は臨時休園を余儀なくされたため、今現在動…

カナダの動物園 コロナの影響で笹の輸入ができずパンダを中国に早期返還

すでに新型コロナウイルス感染症の影響が様々な種類の動物たちに及び始めているというニュースは、これまでもいくつかの記事で紹介してきましたが、今度は「動物園のエサ不足」という問題が発生しました。 カナダのカルガリー動物園では笹が十分に確保できな…

今度はオランダの毛皮農場でミンクがコロナに感染 毛皮産業の見直しを求める声高まる

2020年4月末、オランダのミンク毛皮農場で育てられていたミンクが新型コロナウイルスに感染したことが確認された、というニュースがありました。 www.afpbb.com これはオランダの2つの毛皮農場で確認されたことで、その直後から農場は封鎖されています。 ミ…

犬や猫だけではない 類人猿もコロナと無関係ではないという専門家の指摘

すでに動物への感染例が報告されている新型コロナウイルス感染症ですが、4月29日にも米CNNで「犬が新型コロナ陽性、米国初の事例か 飼い主の家族感染」という報道がありました。 犬が新型コロナ陽性、米国初の事例か 飼い主の家族感染 https://t.co/jENEW0V2…

犬・猫の食肉市場 ベトナムやカンボジアではコロナ後さらに活発に

新型コロナウイルス感染症の発生以来、中国政府が野生動物の売買を禁止するなど世界的に動物市場が下火になってきたと思われていました。 しかしベトナムやカンボジアでは、コロナウイルスの発生後、犬や猫の食肉販売が逆に活発になってきていることが分かり…

英国の動物愛護団体 パンデミックの影響でペットの飼育が困難になった飼い主に「遠慮なく助けを求めて」

現在新型コロナウイルスのためにロックダウン中のイギリス・ロンドンでは、飼い主たちがペットの世話をすることができなくなるという問題が始まっています。 こうした状況の中、イギリスの動物慈善団体「ブルークロス」は、助けを必要とする飼い主たちは遠慮…

コロナウイルスの影響で野生動物保護活動が大きな財政難に直面

コロナウイルスが世界中へ広がり、旅行産業をはじめ経済全体を混乱させている中、世界各国の野生動物の救助センターは難しい資金繰りに頭を悩ませています。 例えばインドネシアのボルネオ島にあるオランウータン保護センターでも、ウイルスの広がりを最小限…

絶滅危惧種 クロサイの生息数は増加 絶えない密猟のため今後も保護活動は続く

アフリカの野生に暮らすクロサイの生息数が数百頭ほど増加しているという明るいニュースがありました。 密猟によって絶滅寸前まで追い込まれてきた動物の保護活動が前向きな結果を出した良い例として受け止められています。 生息数は2012年の4,845頭から2018…

「白いキリン」2頭がケニアで殺害される 絶滅危惧種としてのキリンにあらためて注目を

ケニアのガリッサと呼ばれる場所にある自然保護区をパトロールしていた監視員が、ほぼ骨だけの状態になった2頭のキリンの死体を発見しました。 調査の結果、数か月前から行方不明になっていた2頭であることが分かりました。 のちに公表された情報によると、…

イギリスで続けられてきたアナグマの駆除が終了へ 今後はワクチン接種で疫病の拡散阻止

イギリスでは7年前から政府主導の政策として野生のアナグマの駆除(間引き)が行われてきました。 しかしこのたび、この駆除政策が徐々に減らされていく方針に転換していくことが分かりました。 駆除の代わりにワクチン接種が用いられる予定です。 「牛結核…

宇宙に行った唯一の猫「フェリセット」 半世紀後にようやく認識されたその功績

1950~60年代にかけて、宇宙開発を進めていた先進諸国は先を争うように動物たちを宇宙に送り込み、宇宙飛行が動物の生体に与える影響を調査しようとしました。 当時のソヴィエト連邦はモスクワをふらついていた野良犬を捕まえ「ライカ」と名付け、宇宙に送り…

猫の飼い主があらためて確認しておきたい10のこと

すでに猫の飼い方は多くの情報がシェアされており、最も身近なペットとして飼育のノウハウも蓄積されてきました。 しかし意外と誤解されていることや、不正確な思い込みが広まっていることもあります。 また猫という動物が身近であるがゆえに、誰でも気軽に…

センザンコウがコロナウィルス感染源だとしても違法取引のために経路の特定は極めて困難

【今日は何の日? #世界センザンコウの日 】全身を覆うウロコから爬虫類かと見紛う姿ですが、実は私たちと同じ哺乳類。アジアとアフリカに8種おり全種が絶滅の危機にあります。昨年アフリカから密輸されたウロコの量では、なんと5分に一頭が密猟されている計…

スリランカ ゾウの死亡件数の8割が人による殺害 観光目的の虐待も続く

スリランカでは2019年の一年間で361頭のゾウが死亡しました。 その死因を調べてみると、ほとんどが人によって殺害されていたことが判明しています。 このゾウの死亡頭数は、1948年にスリランカが独立して以来もっとも多い頭数であるということです。 // かつ…

ニワトリのヒナの「シュレッダーによる殺処分」がフランスでも禁止へ

2019年9月、スイスがオスのひよこをシュレッダーにかけて殺処分することを禁じた、という記事をこのブログで紹介しました。 animallover.hatenablog.com このたびこの動きがフランスにも広がり、禁止されることが決定しました。 2021年末までの施行を目指す…

野生では絶滅したヨーロッパバイソン 生息数は回復しつつも密猟は未だに続く

2020年の初め、ルーマニアにあるチャルク山脈の村で、まだ子供のバイソンが身動きできずにいるところを発見されました。 密猟者の残していったワイヤー製のワナに引っかかってしまっていたのです。 その子の母親は近くで他のバイソンたちと一緒に逃げずに見…

英国スコットランドでペットのネット通販が流行 違法ブリーダーたちの温床に

今イギリスのスコットランドではペットをインターネット通販で買うことが流行り出しており、動物福祉の観点から注意が呼びかけられています。 というのも、ネットで購入されている子犬の5頭に1頭は1歳未満で病気になったり死んだりしてしまうという報告が出…

パグの「レントゲン写真」から見えてくるこの種の犬が抱える身体問題

2019年の年末ちかく、日本でも「パグのレントゲン写真」がツイッターで話題になりました。 パグのレントゲン写真wwwww pic.twitter.com/xiZmR9hYX5 — ポッカキット (@po__kaki__to) December 21, 2019 その強烈な見た目にネット上も「怖い」という声と…

オーストラリア森林火災で犠牲になる動物たち 救出されても症状がひどく安楽死へ

2019年から続いているオーストラリア南東部の森林火災ですが、すでに想像を絶する数の動物たちが命を落とし、今後も件数は増えると見られています。 森林の中に暮らしていた野生動物だけでなく、近くの酪農家の育てていた家畜もこの火災の犠牲になっており、…

ブラジルのジャガー 海まで行き魚を捕っていることが判明

ブラジルに「マラカ島」という島があり、そこには生態系の保護区として指定されている大規模な場所があります。 ここに暮らしている野生のジャガーが、きわめて珍しいエサの取り方をしていることが発見されました。 海まで出かけてゆき、魚を捕っているので…