犬ぞりレースで活躍するハスキー犬 1ヶ月間の行方不明の後、無事発見される(米アラスカ)
アラスカの犬ぞりレース「アイディタロッド」で活躍するハスキー犬が、80キロにおよぶ旅ののち、無事に発見されました。
アラスカ・ハスキーのサラビは、3月21日に行われたアイディタロッド犬ぞりレースから脱落した後、逃げ出しました。
このときサラビの犬ぞりを操縦していたローラさんは、ボランティアの人たちといっしょにポスターを貼って目撃情報を呼びかけていましたが、希望を失い始めていたところでした。
「3週間も目撃情報のないままだったので、サラビはどこかに行ってしまったと思い込んでいました」
するとアンカレッジから160キロ以上はなれたグラシア・ヴューと呼ばれる場所で、サラビが目撃されました。
さらに一週間も経たないうちに、今度はアンカレッジから65キロほどはなれたポーマーと呼ばれる場所で発見されました。ある牧師さんの住宅の裏庭でした。
牧師さんはこの犬のために食べ物を外においてあげると、朝にはその食べ物がなくなっていました。
そこで牧師さんは動物保護の専門家に依頼し、裏庭にカメラを設置したのです。
カメラにはサラビが食べ物に食いついている様子が写っていました。
彼らはこの犬を保護することに決め、中にエサを置いたケージを設置し、捕まえることにしました。
たった30分でサラビはケージに入ってきました。
その日の夜には、ローラさんの友人のところにサラビは送られました。現在サラビは、ローラさんの住んでいるところへ移送されている最中です。
サラビが到着するころローラさんはしばらく家を離れなければいけないため、すぐには会えないそうです。
「すぐに会って抱きしめてあげたいけど、ボランティアの方々や私の友人たちがしっかりサラビの面倒をみてくれるので大丈夫です」
ローラさんは、まずサラビをアンカレッジに連れてゆき、この迷い犬を一生懸命探してくれたボランティアの人たちに会いたい、と語っています。
出典:http://abcnews.go.com/US/runaway-iditarod-dog-found-month-missing/story?id=30479120