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マダガスカルのキツネザル 25年以内に絶滅の危機

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マダガスカル島の霊長類研究センターによると、この島に住むキツネザルは大変厳しい絶滅の危機に瀕しています。

 

森林伐採は止まることがなく、キツネザルの生息できる場所がどんどん奪われています。

 

現在まで106種のキツネザルが発見されてきましたが、そのほぼすべてが絶滅の危機に瀕しています。

 

キツネザルの生息できる種類の森林はマダガスカル島にしか存在しません。

 

「ちょうど魚は水がないと生きて行けないように、キツネザルも森林がないと生きて行けないのです。現在、マダガスカルの森林はかつての10%未満しか残されていません」と霊長類研究センターの教授は語っています。

 

「このままのスピードで森林破壊が進んで行けば、25年後にはマダガスカル島には森林がなくなってしまいます。つまり、この島からキツネザルもいなくなってしまうことになるのです」

 

マダガスカル島の森林破壊】

マダガスカル島では、経済発展のために農場の開発が盛んに行われており、森林伐採も農地を獲得するために行われています。 

 

木は次々と伐採され、低木は焼き払われてしまうのです。

 

マダガスカル政府は、保護地域や国立公園など、森林伐採による開発を禁止する区域を設け始めましたが、この規則も地域のレベルでは確実に適用されてはいない状況です。

 

 

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唯一この問題に対抗できる方法は、地域の人たちに対して森林は保護する価値のあるものだと言うことを説明し、理解してもらうことだ、と霊長類研究センターの教授は語っています。

 

この霊長類研究センターでは、保護地域で現地の人をガイドとして採用し、観光客の対応をさせています。

 

また、魚の養殖やミツバチによる養蜂を扱うヴェンチャー会社の設立や、森林を破壊し続けなくとも継続可能なコメ作りのレクチャーなどを行っています。

 

【絶えることのない密漁

しかし他の重要な問題も存在します。

 

キツネザルを殺すことは法律で禁止されていますが、それにもかかわらず森林にわなを仕掛けたり、打ち殺したりする人たちが後を絶ちません。

 

キツネザルの肉はそのまま食用として自分で食べるか、闇市で売られていると考えられます。

 

正確なデータはないようですが、一部の情報では島にいるすべてのキツネザルの10%が毎年人の手によって殺されていると言われています。

 

現在は一部の学校でキツネザルの保護の重要性を教えており、その成果は徐々に表れているようです。

 

【数字に表れる危機的状況】

2013年に発表されたキツネザルの生態に関する調査結果では、94%が絶滅の危機に瀕していることが分かりました。この数字は、その7年前に行われた調査では66%でした。

 

万が一野生のキツネザルが全滅しても、人によって飼育されているものが残るようにと、専用の繁殖場所を設ける対策も検討されています。

 

www.bbc.com