夏だから注意したい飼い猫のケア 熱中症や皮膚がんの可能性も
(https://metro.co.uk/2018/06/26/how-to-keep-your-cat-cool-in-the-summer-7661028/)
私たち人間は、この暑さの中ではたくさん汗をかき日焼けをしてしまいます。それはほかの動物たちも同じです。
猫を飼っている人は多いので、暑さに対する猫たちのケアの仕方をご存知の方も多いと思いますが、ここであらためて確認しておきたいと思います。
猫の中でも、とくに色の薄い毛の猫のほうが日焼けをしやすいと言われています。 また耳や鼻など毛皮に覆われていない、または毛の少ない部分はとてもセンシティブなので注意が必要です。
日焼けを繰り返すと猫も皮膚がんにかかることが分かっています。 たとえ命が助かっても、最悪の場合は脚を切断するなどの大きな手術が必要な場合もあるようです。
【飼い猫たちを日焼けや熱中症から守ってあげる方法】
飲み水を切らさない。
いつもはエサを与えるときだけ出している水も、夏の暑い時期はいつも器に入れておき好きなときに飲めるようにしてあげましょう。また外出するときには水の中に氷の塊を2~3個入れて置いてあげると、冷たさがある程度保たれます。
猫用「氷枕」を用意する。
水を入れたペットボトルを凍らせます(氷が膨張してボトルを割ってしまわないように少しスペースを空けておくことを忘れないように)。それをタオルでくるみ、猫がいつもゴロゴロしている場所に置いてあげましょう。体をこすりつけて涼をとることができます。
床の高さの扇風機を置く。
小さな扇風機で大丈夫です。床にいる猫が風を感じられる高さの扇風機を用意して、少なくとも日中はつけておいてあげましょう。
屋外に出さず、部屋の中ではカーテンを閉めておく。
これは私たち人間にとっても同じことですが、厚めのカーテンを引いておくだけで室温の上昇を幾分か抑えることができます。
猫と遊ぶ時間を選ぶ。
炎天下の中で体を動かせば人間も倒れてしまいますが、猫の場合も同じです。たとえ屋内であっても、日中の気温の高いときに遊ばせたりすると余分な体力を使わせてしまいます。飼い主のスケジュールを変えることになるので少々面倒かも知れませんが、猫のために動きやすい時間(夕方以降)を選んであげましょう。
ブラッシングをマメにやる。
猫の毛皮に余計な毛がなくなるだけで体が軽くなり、また熱がこもりにくくなります。
熱中症の症状がないか注意する。
息切れしている、動かずじっとしている、という様子があれば、まず水を飲ませたり、水分を含んだ冷たいタオルなどで体を冷やしてあげましょう。
よだれを垂らす、息切れが激しい、まったく動かない・・・
こうした症状がある場合は心臓発作を起こしている可能性があります。まずは猫を涼しくて風通しの良い場所に移してあげてください。ここでも上記と同じように、冷たいタオルなどで体を冷やして上げましょう。その上でかかりつけの獣医師とコンタクトをとって下さい。
集合住宅の高いフロアで屋内飼いをしている場合は、窓の開け放しに注意してください。真夏になると猫の転落事故が多くなります。猫は涼しい風の来るところを感じ取り、そこに無防備に近づいて行ってしまいます。たとえわずかなすき間でも猫は通ることができるので、簡単に窓の外に出てしまうのです。
万が一猫が窓やバルコニーから落下した場合、外見は無事に見えても体内に損傷があることもあります。念のため獣医師の先生に診てもらったほうがいいでしょう。
他にも、日焼けによる肌の変化などが見受けられたら、この場合も素人判断をせず獣医師の先生に相談したほうがいいでしょう。
気温の高い日が続くと、私たち人間も意識的に水を飲んだり外出時間を調整したり、やらなければいけないことが増えてきます。
そのせいでペットの動物たちへ意識が向かないこともあるかもしれませんが、飼い主の皆さんはこの時期あらためて意識を高めていきましょう。
(参照:Pro tips for keeping your cat cool in summer | Metro News)