パリの警察犬ディーゼル テロリスト潜伏先建物への突撃で殉職

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ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノアである「ディーゼル」は7歳の警察犬でした。

 

11月18日、パリ近郊のサン=ドゥニで、フランス警察部隊がテロ容疑者の潜伏先であるアパートを襲撃した際、このディーゼルは死亡しました。 

 

フランス警察はツイッターで「7歳の警察犬ディーゼルは、現在遂行中の業務において、テロリストによって襲われ、殉職しました」と発表しています。

 

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警察はまた、爆発物の危険が予想される場所では、ディーゼルのような警察犬は特殊部隊をサポートするために欠かせない存在である、とも語っています。

 

この勇敢な警察犬は、アパートに最初に飛び込んだ犬だったと報じされています。

 

アパートには少なくとも6人の容疑者が潜伏していたと考えられており、ディーゼルは彼らの潜む建物内部の危険がどの程度かを確認するため、特殊部隊が突入する前に送り込まれたのです。

 

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(中央に写っているのがディーゼル。突撃直前の、ディーゼル最後の写真と見られている)

 

この襲撃で死亡した容疑者の女性は自爆する前、警察部隊に応酬するため発砲しましたが、その際ディーゼルは撃ち殺されたと現地のメディアは報じています。

 

世界各国からディーゼルの活躍を称え、また死を悲しむ声が寄せられており、ツイッターでは「#Jesuisunchien」(= I am a dog)のハッシュタグで広く拡散されました。

 

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