お行儀の悪いイヌをしつける方法

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飼い主にとって、自分のイヌほどかわいい存在はありません。

 

しかし一方で、腕白小僧のように自分の言うことを聞かないイヌもいます。

 

こんなときは、人の言葉を理解できない動物だから仕方がない、とあきらめるべきでしょうか?

 

必ずしもそうとは限らず、何らかの対応方法があるようです。

 

【名前を呼んでも戻ってこない】

まず、リードでコントロールできる状態のときに、ソーセージなりチキンロールなりをご褒美にして訓練を始めましょう。

 

そして徐々にリードを長めに持つようにし、飼い主自身も少しずつ後ろに下がって待つようにしましょう。

 

ご褒美は、あなたの合図に合わせて戻ってきたときにだけあげるようにしてください。

 

もうひとつのやり方は、イヌの名前を呼ぶのと同時に、イヌのいる反対側にあなたが歩いていく方法です。

 

あなたが離れていくのを見て、イヌは追いかけてくるようになります。

 

それを繰り返していると、名前を呼ぶだけであなたのほうに近づいてくる癖がつくようになります。

 

どちらのやり方でも、飼い主が自分からイヌのほうに近づいていってはいけません。

 

それを見たイヌが、自分からは飼い主に近づかないという癖がより強く身についてしまうからです。

 

【飼い主の夕食時にイヌがそのご飯を欲しがる】

あなたが自分のご飯を食べている最中に、イヌもそのご飯を欲しがるようであれば、その時はイヌをいつも寝ている寝床に連れてゆくのが最も有効なやり方です。

 

しかしこのしつけを叱りながらお仕置きとしてやってはいけません。

 

「私がご飯を食べているときは、お部屋で静かにしていなさい」と教えるようにしましょう。

 

あくまで癖をつけさせるための訓練として、「お座り」や「お手」などと同じようにしつけるようにしてください。

 

【家具を噛んでしまう】

もし誰もいない家にイヌだけを8~10時間ほど留守番させておくと、ストレスから身の回りにあるものに噛み付くという行動をとる可能性があります。

 

イヌは一日最低2時間は家から出してあげて、このような行動をさせないようにする必要があります。

 

コッカー・スパニエルなど一部の種類のイヌは、4時間外に出ている必要があります。

 

ちょっとした買い物や子供を迎えに出るときなどでもいいので、イヌを散歩に連れて行ってあげてください。

 

それだけで、イヌのストレスは大きく軽減されます。

 

【ほかのイヌに襲いかかってしまう】

これは専門家によるコンサルティングを受けるべき問題です。

 

まずは獣医の先生に相談し、ドッグ・トレーナーを紹介してもらいましょう。

 

コンサルティングによる治療なり訓練なりを受けている間は、飼い主は落ち着きを持ち、忍耐強く自分のイヌを信じてあげることが大事です。

 

そして本当に落ち着くまでは、自分のイヌが攻撃的な行動を取ってしまうような状況に連れ込まないよう、十分注意してください。

 

※注意

なお、上記のしつけや訓練で「ご褒美」を使う場合は、ふだん食べさせているエサよりも少ない量の食べ物を使うようにし、イヌの体重を増加させてしまわないように気をつけましょう。  

 

www.telegraph.co.uk