三毛猫「たま駅長」 安らかに
和歌山県にある貴志川線貴志駅で駅長を務めていた三毛猫の「たま」が、6月22日に死亡しました。
たまは日本国内のみでなく海外でも話題になり、メディアにも多く出演しました。写真集やDVDも発売されています。
世界中の人に愛された「たま」の生涯と足跡を振り返りたいと思います。
1999年 4月29日 旧南海電鉄・貴志川線の貴志駅に生まれる
2003年 貴志川線が旧南海電鉄から和歌山電鉄に移管されることが決まり、たまは住んでいた猫小屋からの立ち退きを求められる。しかし飼い主から和歌山電鉄へ依頼があり、喜志駅に住むことが決定
2007年 貴志駅の駅長に就任。たまの仕事ぶりを収めた写真集『たまの駅長だより 〜いちご電車で会いにきて〜』を出版
2008年 第2弾写真集『たまのスーパー駅長だより 〜夢列車に愛をのせて〜』を出版
また初のDVD『たまはスーパー駅長 〜いちごの風にのって〜』も発売
さらには映画『猫ラーメン大将』に特別出演した
2009年 写真集第3弾『駅長たま 〜三毛猫たま、電車になる〜』を出版
また、DVD第2弾『たまとたま電車』も発売
2010年 フランス映画『ネコを探して』に出演
2012年 TVコマーシャル出演
2014年 「ウルトラ駅長」に就任し、全駅の統括を担う
2015年 5月 鼻炎のため駅長を休業
6月22日 急性心不全のために死去
もう喜志駅に行ってもたま駅長に会うことはできません。
しかし、たまは多くの写真や映像を残してくれました。
これからもその姿を見ることができるのが、せめてもの慰めです。
たま駅長、お疲れ様でした。