猫の食事についてもう一度確認しよう

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猫は孤高のハンター

ネコ科の動物のうち、グループになって狩猟し、食事もいっしょに行うのはライオンだけです。

猫は、自然の環境にいるときは、狩猟も食事も一日に10回以上にわたって、少しずつ行うことが分かっています。

この猫の自然の食生活を再現するには、 猫にエサを探させるよう仕向けるやり方があります。

猫が部屋を歩き回るときに自分でエサを見つけて食べられるように、部屋のあちらこちらにドライフードを隠しておくとよいでしょう。

 

人々にとっては食事は社交の場になりますが、孤高のハンターである猫は一匹で食べたがります。

つまり、もし2匹以上買っているのであれば、それぞれ別々にエサを与えられたほうが猫たちにとっては幸せでしょう。

 

一匹で食べることを好みますが、健康な猫ならほかの人や猫が周りにいたとしても気にしません。

しかし病気やストレスを抱えている猫は、健康な猫に比べて忍耐強くない場合があります。

 

あなたが帰ってきたときに猫が玄関まで出てきて、ニャアニャア鳴いたり、足元に体をこすり付けたりするのは、飼い主を迎えに来ているのです。

これはエサを求めてする行動ではないことを覚えておきましょう。

迎えに出てきたことに対しては、ご褒美のエサをあげるのではなく、抱き上げたり遊んであげるなどの行動で対応してあげましょう。

 

食べ物の温度に注意

狩猟をする動物であるため、猫は自分の体温と同じくらいの温度(38℃)の食べ物を好みます。

もし缶詰のエサを冷蔵庫に保存しているのであれば、電子レンジで温めてよくかき混ぜたり、少量のお湯を注ぐなどしてから与えるようにしてください。

 

猫と犬との比較

肉食

(動物性たんぱく質が含まれている必要あり。しかし、植物栄養素も摂取可能)

雑食
(植物性、動物性ともに摂取可能)

少量の食事を、一日に10回以上摂る

比較的多めの量を一日1~3回摂る
昼夜問わず、狩猟を行う 昼間のみ狩猟を行う
食事には社交的な価値を持たない 食事に社交的な価値がある

 

エサの時間は猫にとって特別な時間

エサは猫にたっぷりエネルギーを満たすだけではなく、健康で力強くあるために必要な栄養素を与えてくれます。

食べるエサの量を自分でコントロールできる猫もいますが、食べ過ぎてしまったり、他の猫がいると食べにくく感じてしまう猫などもいます。

 

猫のエサやり簡単ガイド

  • エサ(水を含む)を食べる場所、寝たり休んだりする場所、そしてトイレの場所はそれぞれ別々にしましょう。
  • 複数の猫がいる場合、各々の猫専用のエサ置き場があるのが理想的です。静かで、猫がゆっくり一匹になれる場所にしてあげるのがよいでしょう。
  • 水を入れる器は広めで浅いものが良いでしょう。水は毎日取り替えてください。飲み口から水を吸うことを好む猫もいます。
  • 多くの猫は浅い器や皿で食べることを好みます。ひげが器にあたることを嫌がるからです。
  • エサを入れる器と水を入れる器は別々にしてあげましょう。
  • エサ・水の器はきれいに保ってあげましょう。
  • 獣医師に勧められた量を測ってエサをあげてください。また、毎日食べる量と食欲をチェックしましょう。

 

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