ケガをした子犬の救助をとらえた動画が1ヵ月で2,400万再生 子犬の回復力と救助の努力に感動と敬意

ここではインドの動物愛護団体「Animal Aid Unlimited」が撮影した動画をご紹介します。2019年2月12日にYouTubeに投稿されてから、1か月足らずで2,400万回以上再生されている動画です。 

 

 

 

路上で暮らす犬の母子ですが、子犬が倒れて動かなくなっている横で、お母さんが何度も吠え続けています。 死んでしまった自分の子供を嘆いているのでしょうか。

 

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よく耳を傾けてみると、か細い声で子犬が鳴いているのが分かります。 駆けつけた団体職員が子犬の様子を見ている最中も、お母さんは気になって仕方がありません。

 

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団体職員が子犬を抱き上げますが、おそらくケガのせいでひどく痛むのでしょう、子犬は苦しみを訴えるような声を上げ続け続けます。

 

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その横ではお母さんが居ても立っても居られない様子で遠吠えを続けています。

 

それでもお母さんは子犬を守ろうとして団体職員を威嚇したりしていません。 この人が自分の子供を助けてくれるのを分かっているようです。

 

 

 

何とか抱き上げることが出来ますが、そのときに子犬があげる声は鳴き声というよりも叫び声に聞こえます。

 

職員が子犬を自動車に乗せようと運んでいくときも、母親は気になってついて行きます。しかし、この場合はどうしても親子が離れ離れにならざるをえません。

 

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こうして母親を残したまま、ケガをした子犬はこの団体の施設に運ばれていきました。

 

子犬は施設で治療を受けている最中も、傷が痛むようで、鳴き声を上げています。

 

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手当を受け、エサを食べさせてもらい、治療を受けつつ少しずつ歩けるようになっていきました。

 

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幼い生命の回復力というのは本当にたくましいものです。まだ傷痕は残っているものの、一人で歩けるようになりました。

 

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こうして生活ができる状態にまで回復すると、いよいよお母さんのもとに戻されることになります。

 

 

 

しかしその前に、この施設で世話をしてくれたみんなとお別れをしなくてはいけません。

 

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いよいよお母さんと兄弟のいる場所に戻る日がやって来ました。

 

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しばらく別々に暮らしていた親子ですが、再会するとすぐにお互いを認識している様子が分かります。

 

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そして、子犬はほかの兄弟たちと一緒にお母さんのおっぱいを飲み始めました。

 

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インドには路上で生活している犬がたくさんいます。この動物愛護団体は、自力で回復できないような状態におちいった犬たちの救助・治療を行っているのです。

 

こうした保護・救援活動は根本的な問題解決にならない、という批判をする人たちもいるようです。しかし目の前で苦しんでいる動物たちを助けるために、たとえ一時的であっても懸命な努力を続ける人たちに、私は敬意を表したいと思います。

 

※動画の0:30から1:00くらいまでこの子犬が叫び声を上げているところが続きます。視聴するのがつらい場面ですのでご注意ください。