地上最高齢の動物 ゾウガメのジョナサン 食生活を改善し183歳を迎える

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ゾウガメの「ジョナサン」は、すでに視力を失い臭いも分からなくなっているため、健康状態がどんどん悪くなっていました。

 

そのため、最期の時間が迫っているのではないか、と心配されていたのです。

 

ジョナサンは南大西洋に浮かぶ「セントヘレナ島」に住んでおり、小さな枝や葉っぱ、時には泥などを食べて生き延びていました。

 

そんなジョナサンの状況を見かねた獣医のホリンズ氏は、リンゴ、ニンジン、キュウリ、バナナそしてグアバなどカロリーが高く栄養価のある食べ物を与えることにしたのです。

 

この新しい食生活のおかげで、ジョナサンの健康状態は徐々に回復してきました。

 

体重が増え、口のまわりが固さを取り戻してきたために草を食べることができ、より活動的になってきたのです。

 

 

【地上最高齢の動物】 

ジョナサンがセントヘレナ島に移住してきたのは1882年であったことが分かっています。

 

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(1900年に撮影されたジョナサン(1902年の説もあり))

 

またその時のジョナサンの年齢は約50歳だったといわれているため、今年で183歳を迎えたことになります。

 

2005年、ハリエットと呼ばれていたガラパゴスゾウガメが175歳で死亡しましたが、それ以来、ジョナサンは陸上に住む動物では世界最長寿となっています。

 

獣医のホリンズ氏によると、ジョナサンが200歳を超えないという理由は何もない、とのことです。

 

ジョナサンは「アルダブラゾウガメ」と呼ばれる種類のリクガメで、絶滅が心配されている種ですが、高齢であることが理由でメスガメとの繁殖計画には参加させていません。

 

繁殖のためにはメスガメの住む場所に連れてゆく必要がありますが、その輸送に耐えられないであろうという心配と、交尾のときに一時的に高血圧になるため、そこから引き起こされる健康リスクなどが繁殖計画に参加できない理由とされています。

 

 

【私たちが死んだ後も生き続ける可能性あり】

ジョナサンの食事改善に取り組んだホリンズ氏は以下のように語っています。

 

「ジョナサンは白内障が進んでいるため、ほとんど目が見えません。また嗅覚も失っています。そのため何でも口に入れようとして小枝などにかみつき、口の周りがボロボロになってしまったのです」

 

「栄養失調のため体重が減っていました。そのため食生活を変更し、カロリーが高めの果物と野菜が入ったボウル一杯を与えることにしました」

 

「それ以来ジョナサンの生活には変化が訪れました。体重が増え、活動的になり、以前より多く歩くようになりました」

 

「脂肪もついてきたので冬を過ごしやすくなり、また足の爪もよく伸びています。ゾウガメの寿命は平均150歳ですが、私たちの死んだ後までジョナサンが生き続けても決しておかしくないでしょう」

 

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Jonathan the giant tortoise gets new lease of life aged 183