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イヌにブドウ ネコにユリ お正月前にもう一度確認したい 家庭にあるペットへのリスク

イヌ ネコ

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クリスマスからお正月にかけては、愛するペットたちと一緒に時間を過ごせるとても楽しい季節です。

 

自分たちが特別な気分であるため、ついペットにもふだん食べさせないようなものを与えてしまいがちですが、以下のようなリスクがあることは意識しておきましょう。

 

すでに多くの飼い主さんによって認識されているリスクだと思いますが、これを機会に復習しておきたいと思います。

 

 

【ブドウ】

ブドウやレーズンをイヌに与えると、腎臓の不全症候群を発症してしまうことが分かっています。

 

ブドウは自然のものですので、一見何の問題もないように見えますが、この果物に含まれる成分がイヌにとっては毒となる可能性がある、という報道が2001年にアメリカでありました。

 

それ以来、この問題は日本でも認識されてきています。

 

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ブドウやレーズンに含まれるどの成分がイヌにとって危険なのかは判明していませんが、イヌの体内で消化されると腎臓の機能に重大な障害が引き起こされてしまい、最終的には命に関わる、ということだけはハッキリしているのです。

 

この成分を突き止めにくい理由として、この毒素がすべてのブドウやレーズンに含まれているわけではない、ということがあげられます。

 

おそらく果実が成熟する過程で一時的に発生する成分らしく、そのために成分の特定がきわめて難しいようです。

 

もっとも有力な説は「マイコトキシン」というもので、熟れたブドウに発生する菌の類です。

 

専門家の中には、ブドウを加工してレーズンにする過程でこの毒素は消えてしまうと述べている人もいますが、明確な原因と対策がわかっていない現時点では、たとえレーズンでもリスクがあると考えるべきでしょう。

 

甘いお菓子にはレーズンが含まれているものが多くあります。またブドウそのものではなくても、その果汁が使われているお菓子もありますので、十分注意してください。

 

万が一、イヌがブドウそのものやブドウを使った食品を口にしてしまったら、すぐ吐き出させましょう。

 

また、ある程度の量を食べて飲み込んでしまったのであれば、獣医の先生に診てもらいましょう。

 

獣医師では注射を打ち、胃の内容物が消化され血液中に取り込まれる前に吐き出させる、などの処置をしてくれるはずです。

 

 

【ユリ】

すでに知っている人も多いとは思いますが、ユリにはネコの腎臓に致命的な害を及ぼす毒素が含まれています。

 

ユリの花のみならず、葉、茎、花粉のすべてに含まれていることがわかっています。

 

この場合も、やはりどの成分が問題なのかは判明していません。

 

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お正月に門松や鏡餅と一緒に飾る花に、ユリの花が含まれていることがあります。

 

床に散らばって落ちている花粉がネコの毛に付き、毛繕いのときにそれを舐めてしまっただけで、ひどい場合は死に至ることもあると言われています。

 

この場合も、もしネコがユリの成分を飲み込んでしまうような事態になった場合には、出来るだけ早く獣医の先生に診てもらうことが大事です。

 

 

【動物病院も正月休み】

このように最悪の事態が発生した場合には、やはり専門家に診てもらうのが一番安心ですが、正月はほとんどの動物病院がお休みです。

 

したがって、飼い主としてはイヌやネコをこれらの危険物に近づかせないことが最も大事になります。

 

また、飼い主やそのご家庭ではこういったリスクを十分認識していても、ペットを飼ったことがない親戚や友人などが訪問することもあるでしょう。

 

ペットを飼ったことのない人たちは、動物の抱えるリスクなどについてあまり高い意識を持っていないのが普通です。

 

年に一度の楽しい席で、お酒の勢いなどもある中、ペットたちに食べさせてはいけないものや触れさせると危険なものを与えてしまう、というアクシデントが起きないように注意するのも飼い主の責任になります。

 

ペットたちの健康と安全をあらためて確認した上で、新年を迎え、楽しい正月を過ごしたいものです。

 

 

(参考:The pet related hazards you need to watch out for this Christmas)