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ホシガメ インドで横行する非情な密猟

カメ

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インドホシガメ」は、インドに生息するリクガメの一種です。

 

最近このカメの密猟と違法取引がインドで横行しているという報告が、自然保護専門誌に発表されました。

 

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インドのホシガメは、アジア各国でペットとして大変人気があり、需要が高くなっています。

 

そのためホシガメたちはつねに密猟の危険にさらされ、存続も危ぶまれかねないといわれています。

 

ある一部の場所のみで、年間5万5千匹のホシガメが密猟されているという報告もあるのです。

 

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何百年にもわたり、インドの郊外や農村ではホシガメがペットとして多くの家庭で飼育されてきました。

 

家庭に幸運と富をもたらす動物と信じられていたのです。

 

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さらには、ヴィシュヌというヒンズー教の神様の生まれ変わりを体現した存在である、と信じられている地域もあるようです。

 

ヴィシュヌは宇宙の守護神と考えられています。

 

このカメには星の形に見える独特な甲羅の模様があり、この見栄えのよさからペットとしての需要が非情に高くなっています。

 

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それに目をつけた密輸業者たちが、密猟と違法取引にかかわっているのです。

 

ホシガメはインドの北西部や南東部に生息しており、草原や低木の生い茂った森林をすみかとしています。

 

国際自然保護連合では、ホシガメは「軽度懸念」(絶滅の懸念が最も低い)と2000年に認定していますが、現状のような違法密猟・取引の影響はまだわかっていません。

 

密猟されているホシガメの数は驚異的な数に達しているといわれています。

 

野生動物の専門家は、ある村の集落だけで年間5万匹のホシガメが密猟されていると試算しています。

 

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密猟されたホシガメはインド東部に輸送され、タイ、マレーシア、シンガポール、中国など他のアジア諸国に運ばれていることが分かっています。

 

密猟者たちは税関でごまかすために、カメたちを生きたまま布に包んでしまいます。

 

さらにそれを隠すために、合法な輸出品として認められている魚や野菜と一緒にスーツケースに詰め込み、運んでいると見られているのです。

 

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当然のことながら、ホシガメたちがこのような輸送に耐えられるわけがなく、途中で多くが死んでしまいます。

 

偶然生き残ったホシガメも、栄養失調や窒息、または荷物による圧迫などのために、早死にしてしまうということも報告されているのです。

 

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Fading stars: India’s illegal tortoise trade - in pictures | Environment | The Guardian