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「段ボール箱で捨てられた」ジトーのその後と、いまだ続くオランウータンの惨状

オランウータン

 

以前このブログで紹介した、「段ボール箱で捨てられたオランウータンの赤ちゃん」ジトーは、動物愛護団体の献身的な治療のおかげで奇跡的な回復を見せているようです。

 

animallover.hatenablog.com

 

皮膚病はいまだ治らず完全な回復にはまだ程遠いものの、毛も生えてきて元気にミルクを飲んでいる様子が分かります。

 

 

 

「ミイラのような」様子で発見されたときのひどい状態からは、なんとか脱出しているようです。

 

動物愛護団体は「ジトーのために寄付をしてくれた皆さんに、ジトーが元気になっている姿を見てもらいたい」と現在のジトーの様子を動画で公開しました。

 

「ジトーの回復ぶりには、私たちみんなが喜んでいます。もちろん、本当の回復まではまだ長い道のりが必要です。リハビリが完了し、野生に戻れる状態になるまで、まだまだ時間がかかるでしょう。しかし現在のジトーは安全な状況にいて、専門の獣医師によって的確な世話をうけているのです」

 

「ジトーの、そして私たちの施設に保護され治療を受けている全てのオランウータンのための資金集めに協力してくれた皆さんに、お礼を言いたいと思います」

 

「残念なことに、ジトーの後にも私たちの保護が必要なオランウータンは発見され続けています。今この瞬間にも、当団体のレスキューチームは命がけで森林火災の現場に赴き、身動きの出来なくなっているオランウータンを救おうとしているのです。この後も赤ちゃんオランウータンの発見・救出は続くと思われます」

 

www.itv.com

 

 

【絶えないオランウータンの惨状】

ジトーが発見されたボルネオ島では、以前、栄養失調のお母さんオランウータンと、彼女にすがりつく赤ちゃんが発見されたことがありました。

 

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この2匹は、地元の住民が石を投げつけ、縄で縛り上げようとしていたところを、動物愛護団体に保護されたのです。

 

東南アジアで発生した火災のせいで住むところを失ったオランウータンたちは、食べ物を求めて人の住む場所まで出て来てしまいます。

 

しかし決して裕福ではない地元住人たちには、食べ物を奪おうとするオランウータンを「害獣」と見なしてしまうため、つねに人と動物との争いが絶えない状況が続いています。

 

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「レスキューチームが現場に間に合って本当によかったです。あのままでは殺されてしまっていたでしょう」と愛護団体の職員は語っています。

 

「お母さんオランウータンは、おそらく火災が始まってから1ヶ月は食べていないと考えられます。とてもやせ細っていました」

 

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この2匹も保護されたおかげで、健康な状態に回復することができました。

 

そして先日、ボルネオ島の森に返されました。

 

愛護団体では、この後もこの2匹の様子をチェックし続けるとしています。

 

 

 

ここ数ヶ月に渡って東南アジアで発生してきた大規模森林火災は、インドネシアで農地を新規開拓するために原生林を焼き払おうとした現地住民が、違法に発生させた火が原因と見られています。

 

www.telegraph.co.uk