YouTubeで人気になった最初のネコ動画
YouTubeには200万の「ネコ動画」がアップされているといわれています。
今、「ネコ」は最も検索されている言葉です。
【初めての人気ネコ動画は?】
これほど人気のあるネコの動画ですが、初めて人気に火が付いた動画はいったいどれだったのでしょうか。
2005年、YouTube創設者のひとりであるスティーヴ・チェンが、自分の飼っているネコ「パジャマ」がロープで遊んでいるところを撮影し、その動画アップしました。
しかしこれはそれほどシェアされることはありませんでした。
翌2006年、Sancheyというユーザが「子犬とネコ(Puppy vs. Cat)」と題された動画をアップし、1600万ビュー以上を記録しました。
これがいわゆる「ネコ動画」で最初にネットで広くシェアされたものだといわれています。
しかし、どちらかというと「子犬動画」のように見えますが…
【海外で人気のネコ動画】
またネットからは「有名ネコ」が多く登場しました。
特によく知られているのは「Grumpycat」や「Lil' Bub」がいます。
両者ともやはり飼い主が動画をネットにアップした結果、広くシェアされ、テレビ番組やコマーシャルに登場し、映画祭にも招かれたことがありました。
さらには独自ブランドのグッズまで発売されています。
またLil' Bubは自身のチャリティ団体も運営されており、援助の必要なネコのための資金集めに貢献していています。
【アニメのネコまで人気】
また、Youtubeには「ニャン・キャット」と呼ばれる人気ネコがいて、1億2300万ビューを記録しています。
これは8ビットのアニメで、2011年にクリス・トレス氏によってデザインされたもので、宇宙を飛び回る架空のネコです。
海外で開発されたキャラクターですが、名前の「ニャン」は日本語から取られたものです。
音楽とのリミックスが数多く作られ、ゲームやグッズも販売されています。
【なぜネコ動画か?】
今年の初頭、ネコの動画を見ると人の気分が改善されるという研究結果が出ました。
これは動画を見た7000人を対象に行われた研究で、見る前に比べると心配事や悲しみがなくなったと答えた人が多かったことが分かりました。
もちろん、この研究結果のおかげでネコ動画の人気が出たわけではなく、人は本能的にネコの癒し効果を知っていて、世界中の人がそれをネット上のネコ動画に求めたということでしょう。