絶滅危惧種のスローロリス それでも続けられる密猟と虐待

YouTubeにはスローロリスを撮影した動画が多く投稿されており、この動物の可愛らしい様子が世界中でシェアされています。 こうした投稿がネットで話題になったことから、近年スローロリスのペットとしての需要がとても高くなっていると言われています。 その…

シェルターに収容されたイヌたちへ 本の読み聞かせを行う活動が広まる

保健所に収容されたイヌたちの生活は、どうしても寂しいものになりがちです。 これはアメリカでも同じで、動物シェルターの中では、一頭ごとに別々の小さな檻の中に詰め込まれて生活をしています。 【十代の若者たちが「朗読会」】 カリフォルニア州のサクラ…

SNS上でまん延している野生動物のオンライン違法取引

フェイスブックは世界中で使われている最大のSNSですが、今このオンラインサービスを使って希少動物の取引を行っている人たちがいることが判明し、問題となっています。 野生動物監視団体「Traffic」によると、マレーシアのフェイスブックユーザーが立ち上げ…

スマトラ・オランウータンの生息数が「倍増」?

スマトラ島に生息するオランウータンは生息数が減少しており、絶滅危惧種に指定されています。 このたびイギリスの大学の研究チームが、スマトラ・オランウータンの生息状況についてあらためて調査したところ、全世界での生息数は14,600頭という見積もりが発…

泥沼にはまり動けなくなったゾウ 懸命の救助で一命を取りとめる

ケニア北部に位置する「レワ野生動物保護区」は250平方キロメートルにわたる広さをほこり、多くの野生動物の生息場所として知られています。 ここで暮らしている一頭のゾウが、保護区内にある泥沼にはまりこみ動けなくなってしまいました。 この泥沼はわき水…

東日本大震災に巻き込まれたペットたちの状況をあらためて学ぶ

以下は環境省がまとめた「東日本大震災におけるペットの被災概況」(PDF)からの要約です。 事実の羅列になってしまいますが、今日あらためて認識しておきたいことですので、取り上げました。 【死亡頭数】 <犬> 確認されているだけでも、青森県で31 頭、…

「カンド・ハンティング」という残酷なゲームの実態

ケビン・リチャードソンさんは、南アフリカの野生保護地域の中に自分自身の保護地区を立ち上げ、ライオンたちの保護に尽力している男性です。 驚かされるのは、ケビンさんがライオンたちと文字通り「一緒にいる」ということです。 ケビンさんは決してライオ…

2016年の年明けから1時間に1頭のスピードで続けられているゾウの殺害

毎年3月3日は「世界野生動物の日」に指定されています。 絶滅の危機に瀕する野生動物の国際取引について定めた「ワシントン条約」が採択されたのが1973年3月3日であったことにちなんで決められたものです。 今年の世界野生動物の日は「The future of elephan…

イギリス警察「野生動物犯罪ユニット」 2016年4月以降も継続することが決定

イギリスの警察には「野生動物犯罪ユニット」というグループがあります。 文字通り野生動物に関わる犯罪の捜査に特化した専門部隊です。 イギリスの環境省、税関などから15名の専門家が派遣され、35,000件のデータベースに基づき年間約200件におよぶ案件を調…

アルメニアの「世界で最も悲しい動物園」からライオン親子が救出される

数年前、アルメニアの大金持ちがジャングルを模したテーマパークを作り、そこで野生動物のパレードをすることを計画。実際に動物が集められ、動物園が開園されました。 しかしその後このオーナーは突然姿を消してしまい、動物たちだけが残されてしまいました…

MBA取得の元コンサルタント ボランティアでイヌのヘアカットに励む

保健所に届けられたり愛護団体で保護されているイヌたちには「捨てられたイヌ」「傷ついたイヌ」というイメージを持ってしまいがちです。 そのため人の目には、ペットショップで売られているイヌほどキレイに映らないこともあるかもしれません。 【コンサル…

人に捨てられた孤独なチンパンジー それでも人に心を開く

チンパンジーの「ポンソ」(Ponso)は数年間にわたってずっと独りで暮らしてきました。 現地の村人であるジャメインさんは、そんなポンソの唯一の友達です。 いつも出来る限りポンソのいる場所を訪れ、パンやバナナなどの食べ物を与えてきました。 この小さ…

宗教は異なっても人が動物を愛する心は同じ

福井県にある「御誕生寺」は、数十匹のネコがすみついている「猫寺」として最近話題になっています。 お寺の建立中、その建設現場に捨てられていた4匹の子猫を助けてあげたことがきっかけで徐々にネコが増えてゆき、現在では里親探しにも熱心に取り組んでお…

自分で殺害した動物たちと一緒に笑顔で写るトロフィーハンター ネットで批判の嵐

// 死んだチーターを肩にのせたり、ライオンの死体の近くで薄気味悪い微笑みを見せているこの人物は、ブラッド・セヴァース氏というアメリカ人ビジネスマンです。 他にもゾウ、ヒョウ、カバ、アンテロープなど自分で殺害した動物の死体と一緒に写っている多…

ビーバーのダムは洪水を防止 汚染物質除去にも貢献

2015年7月、スコットランドで大規模な洪水が起きました。 約100戸が避難を余儀なくされ、広い地域で停電が発生、一部では自動車まで水に流されるほどの大きな洪水でした。 被害にあった住人たちは、この洪水の原因はビーバーがつくるダムに違いないと考えて…

離ればなれになった家族を待ち続けたイヌの話

誰でも身近な人たちから見放されることはつらいことです。 愛されていないのでないかなどと感じたり、自分は何か悪いことでもしたのだろうかと勘繰ってしまったりすることでしょう。 人だけではなく、イヌも同じように感じるに違いありません。 【河に落下し…

目の不自由な子牛 食肉として売却が決定するも屠殺を免れる

この子牛は生まれつき白内障を患っていて、わずかな光と形を認識できるだけの状態で生まれてきました。 一緒に写っている少女はアメリカ・テキサス州の酪農家の娘さんで、子牛を自宅の牧場で今まで大事に育ててきました。 しかし畜産業を営んでいる以上、こ…

インドでイタズラを続けたサルを捕獲 しかし行き過ぎた「見せしめ」には批判

インドのムンバイで、店に忍び込み商品を奪ったり壊したりし続けたサルがいました。 このたびようやく捕獲に成功し、店の主人も一安心です。 このサルは過去6か月間、店の食べ物を盗んだり、売り物の枕を切り裂いたりと、お店の人を散々困らせてきました。 …

河の中で立ち往生したキリン 現地ケニアの人たちによる命がけの救助活動で救われる

アフリカのケニアに「エワソ・ニロ」と呼ばれている河があります。 これはマサイ語で「泥で茶色くなった水」を意味する名前です。 この河にはワニがたくさん生息していて大変危険なため、ふだん地元の人は寄り付くことはありません。 しかしキリンの子供がこ…

みんなに愛された「バス停ネコ」 思い出のプレート設置へ

イギリスのハンプシャーで、「バス停ネコ」として愛されていたネコがひどいケガで死亡しました。 ネコは「ミッシー」と呼ばれており、13歳でした。 ミッシーは町中を走る「39番バス」の停留所に頻繁に現れ、バスを待っている人たちの膝の上に乗ったり抱っこ…

動物の「自撮り」をめぐって騒ぎ立てる人間たち

2016年の年明け早々に「サルに自撮り写真の著作権なし、米裁判所が判断」というニュースがありました。 これは、2011年に写真家デヴィッド・スレーター氏が、インドネシアの森林で撮影を行っていたときに手に入れた、サルの「自撮り」の話です。 撮影中にカ…

ゾウの密猟は遠いアフリカの話なのか?

2月3日の朝日新聞デジタルに、「ゾウ、密猟絶てず激減 ヘリで群れ探し、残らず射殺」と題された記事が載っていました。 ご覧になった方もいると思いますが、以下内容を要約しておきます。 www.asahi.com ►アフリカのモザンビークではゾウの密猟が絶えないた…

罠(わな)を壊すルワンダのマウンテンゴリラ 過去の経験から学んだ自発的行動?

アフリカのルワンダの森林には、野生動物を捕えてその肉を食肉として売ることを目的に、密猟者たちが多くの罠(わな)を仕掛けています。 彼らはアンテロープなどを捕えようとしているのですが、この森林に住むゴリラもまた罠にかかって動けなくなり、なかに…

ロサンゼルス 殺処分ゼロをめざし「ペット可」物件の増加へ動き出す

アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルス市では、市民にペットの里親になり、去勢手術をするよう積極的に呼びかけてきた結果、近年は動物保護施設に収容されてしまうペットの数を減らすことに成功してきました。 しかしそのうちの4分の1は、今でも殺処分され…

マイペースで可愛らしいナマケモノ 意外と知らないその興味深い習性とは

先日からこの画像はネットで話題になり、日本のニュースでも一部報道されていました。 エクアドルの自動車道を渡ろうとしたナマケモノが、道路の横断をあきらめ元の場所に戻り、その場にあったガードレールの柱につかまっている写真です。 この自動車道は最…

南アフリカ 2016年はヒョウの狩猟を全面禁止

南アフリカ共和国は2016年の1年間にわたり、ヒョウの狩猟を全面禁止することになりました。 国の環境保護部門は各地域の担当者に、2016年中のヒョウの狩猟を許可しないよう通達を出しています。 同時に、今年の終わりにはこの通達を見直す考えも示していると…

警察犬の殉職 アメリカでは犬用防弾チョッキへの関心も高まる

2015年11月、パリで同時多発テロが起きた直後、容疑者の潜伏先へ機動隊が突入した際に殉職した警察犬「ディーゼル」。 animallover.hatenablog.com 後にロシアは、この勇敢な警察犬への敬意をこめてベルギーシェファードの子犬「ドブルイニャ」をフランス政…

ガザ地区の戦闘に巻き込まれた動物園の動物たち

パレスチナのガザ地区には動物園があります。 かつてここはライオン、ワニ、サル、ダチョウなどを見に来る家族連れで混み合うとてもにぎやかな場所でした。 しかし長年にわたる戦闘、極寒の冬、そして疫病の流行などがこの動物園を襲い、近年では何とか生き…

スペインの闘牛 国内でも反対派が多数を占める

闘牛はスペインを代表する「伝統行事」とされており、それは本国の人たちにとってのみならず、私たちにも良く知られたイベントになっています。 しかし近年は、スペイン国内でも闘牛は残虐な行為であるとして非難する声が高まってきています。 観客数はこの7…

インドネシアの森林火災で苦しむオランウータンたち 救助され安全な場所へ輸送

2015年、インドネシアで発生した大規模森林火災は、約2万平方kmを焼き尽くしたといわれています。 もともとこの森林に生息していたオランウータンたちは、その住処を無残にも奪われ、中にはひどいやけどを負ったり命を落としたりしたものもいました。 しかし…

「セラピーペット」をめぐる騒ぎあれこれ

飛行機の座席に七面鳥がいたらさぞかし驚くことでしょう。 通常そんなことは起こらないはずですが、SNS「Reddit」で最近1,700のコメントを集めることになったある投稿を見る限り、起こりうることのようです。 【メンタルヘルス治療法としての七面鳥】 これは…

「悲しむカンガルー一家」ネットで話題 専門家たちは疑問視

この写真はオーストラリアのクイーンズランドで撮影されたものです。 すでにネットで出回っているので見た方もいるでしょう。 オスのカンガルーが死にかかっているメスのカンガルーを抱きかかえ、息絶える前に隣にいる子供の顔を一目見せてあげようとしてい…

後ろ足が不自由なインドのイヌ イギリスの里親に迎えられ車いすで生活

あるイギリス人カップルがインドのゴアへ旅行したとき、後ろ脚を動かすことができない雑種のイヌと出会いました。 動物救護センターの担当者によると、このイヌはわずか生後2か月の時にほかのイヌに襲われたせいでひどいケガを負ってしまい、その後遺症のた…

「サイガ」という名の動物について

長く伸びた鼻や大きくて美しい目が特徴の「サイガ」という動物がいます。 かつてアジア大陸のステップ高原に数百万頭の規模で生息していたサイガは、氷河時代から生息し続けてきた動物と言われており、マンモスが絶滅する前からこの地球上に存在していたと考…

赤ちゃんペンギン デヴィッド・ボウイの「生まれ変わり」として発育中

アメリカのオハイオ州にあるシンシナティ動物園では、今年1月8日の早朝、一匹のペンギンが生まれました。 動物園ではこの赤ちゃんペンギンを、その誕生日にちなんで「デヴィッド・ボウイ」と名付けることにしました。 この赤ちゃんはは「コダカペンギン」と…

あまり知られていないカバの習性 そんなカバと上手に共生する南アフリカの農家

カバは大人しくて優しい動物だと一般に思われがちです。 私たちが子供のころに読む本などにカバが出てくると、のんびり屋で、同じ場所から動かずにあくびをしながら世の中の様子を眺めている、優しいおじさんのような存在として描かれていることが多い気がし…

地上最高齢の動物 ゾウガメのジョナサン 食生活を改善し183歳を迎える

ゾウガメの「ジョナサン」は、すでに視力を失い臭いも分からなくなっているため、健康状態がどんどん悪くなっていました。 そのため、最期の時間が迫っているのではないか、と心配されていたのです。 ジョナサンは南大西洋に浮かぶ「セントヘレナ島」に住ん…

「ヒガシローランドゴリラ」というあまり知られていない種類のゴリラについて

ふつうに見ただけでは分かりませんが、ゴリラにも数種類あり、たとえば東京の上野動物園に暮らしているゴリラは「ニシローランドゴリラ」という種類です。 (この写真のみニシローランドゴリラ) 「西」ローランドゴリラがいるのであれば、「東」ローランド…

クリスマス返上で救助された瀕死の子馬 1週間で回復の兆しを見せる

2015年のクリスマス当日、白と茶のブチ模様をした子馬が、無残な状態で泥沼に置き去りにされているのが発見されました。 後に「チャンサー」と名づけられたこの子馬は、生後8ヶ月。ひどい雨の降る12月25日、イギリスのある片田舎でのことです。 泥沼にはまり…

2015年を締めくくる15枚の動物写真 自然の美しさ 人間の醜さ そして人間の温かさを振り返る

まずは2015年にプロの写真家たちによって発表された写真のうち、野生動物をとらえた美しい12枚をご覧ください。 本物の自然が作り出す美しさを実感できる傑作ぞろいです。 しかし、同じく2015年中に発表された写真の中には、人間が動物に対していかに卑劣で…

イヌにブドウ ネコにユリ お正月前にもう一度確認したい 家庭にあるペットへのリスク

クリスマスからお正月にかけては、愛するペットたちと一緒に時間を過ごせるとても楽しい季節です。 自分たちが特別な気分であるため、ついペットにもふだん食べさせないようなものを与えてしまいがちですが、以下のようなリスクがあることは意識しておきまし…

ホッキョクグマ 非情ないたずらにより大怪我を負う 生存は絶望的か

ロシアの北極地域で建設中の軍事基地で働いている専属調理師が、野生のホッキョクグマに爆発物を混ぜたエサを食べさせ、ホッキョクグマが大怪我を負う、という事件がありました。 血だらけになったホッキョクグマが身もだえする様子を捉えた動画がネットに出…

イヌはお互いの感情を理解しているのか? 新しい調査結果が発表される

イヌが人のあくびを真似たりすることはよく知られています。 また、人間の基本的な感情に対して「同調」するような反応を示すことも、多くの飼い主が経験していることでしょう。 ではイヌ同士の場合はどうでしょうか? 今回、イヌ同士もお互いの表情を一瞬に…

アメリカ政府 ライオン保護のため法規制を強化へ

アメリカ政府は、ライオンのセシル殺害によって注目を浴びたいわゆる「トロフィー・ハンティング」からライオンたちを守るよう、法整備を強化することになりました。 アフリカのハンティングで殺害したライオンの頭部や脚、毛皮などを「トロフィー」としてア…

イギリスで最高齢のペンギン逝く 38歳の誕生日を目前に安楽死

イギリスで最高齢を記録していたペンギンが、38歳の誕生日を数週間後に控えた12月始めに死亡しました。 メスのペンギン「パット」は、イギリスで飼育されているペンギンの中では最高齢でした。 しかしここ最近パットはひどい関節炎に悩まされており、諸事情…

トルコの保護犬たち 人気のあるアメリカで受け入れられる

日本でも一部で報道されましたが、トルコの街中で飢えと寒さに苦しんでいるゴールデンレトリバーの一行が、里親探しのためアメリカに送られました。 【保護された野良犬たち】 トルコの首都イスタンブール近郊に住むヤスミンさんは、過去10年間に渡り、イス…

トナカイの鼻と眼 赤くはないけど人を超えた機能の持ち主

クリスマスが近づくと最もよく目にする動物は、サンタクロースのそりを引いて走っているトナカイかもしれません。 外に出ると「赤鼻のトナカイ」のメロディーもしばしば耳に入ってきます。 ところで、トナカイの鼻は本当に赤いのでしょうか? 実際は「赤鼻の…

ライオンもサーカスから救われる 南米ペルー

先日、長年インドのサーカスで苦しんできたゾウが動物愛護団体に保護された、というニュースを紹介しました。 animallover.hatenablog.com 今回は南米ペルーで、はやり長らくサーカスで酷使されてきた33頭のライオンが飛行機でアフリカへ戻され、祖先が育っ…

象牙の価格 中国で50%下落 ゾウ保護の可能性が見えるか?

ゾウの保護団体が、中国で違法取引されている象牙の価格が50%下落した、と発表しました。 これはアフリカで絶えず続いている密猟の減少へつながるのでは、と期待されています。 【象牙価格の下落】 ケニアに本部を置くゾウの保護団体によると、中国で違法取…

アラスカでラッコが大量死 250匹に達するもいまだ原因不明

アラスカの南海岸では、今年になって異常な数のラッコが漂着するという事態が発生しています。 そのほとんどが病気で弱っているか、すでに死亡した状態で漂着しているのです。 多くの科学者たちがこの原因を究明しようと努力を重ねていますが、いまだ正確な…