その他

クジラの体内から大量のプラスチック片が発見される 動物だけでなく人間にも迫る汚染の危機

2018年11月中旬、インドネシアの東海岸にクジラの死体が打ち上げられました。 クジラの死体が打ち上げられるのはとくに珍しいことではありませんが、この死体を解剖したところ、きわめてショッキングな事実が判明しました。 このクジラの胃の中からビーチサ…

ウーパールーパーを絶滅の危機に追い込む二つの原因とは?

ウーパールーパー(アホーロートル(axolotl))はそのピンク色の身体とほほ笑んでいるような可愛らしい顔つきから、一時期はペットとして日本でも人気を博しました。 (https://daily.jstor.org/the-race-to-save-the-axolotl/) // メキシコでは国民的なシ…

カリフォルニアを襲った大規模な山火事で苦しむ動物たち

// ペットであれ家畜であれ、動物を飼育している人たちは緊急時の避難方法を常に確認していることが求められますが、避難の必要があまりにも急に襲ってきた場合は、どうしても人命優先にならざるを得ません。 現在も被害の続いている米国カリフォルニア州の…

信号機の上で次々とヒナを育てるハトの話

// トルコのイズミルという都市で、ある信号が注目の的になっています。 これは誰かのいたずらか、それとも前衛芸術家によるインスタレーション作品でしょうか。 そうではありません。 約1年ほど前、この信号機の上に一羽のハトが巣をつくりました。 かなり…

今年のロンドン・ファッション・ウィークは「ファーフリー」で開催 一方で別の懸念も

// 今年もロンドン・ファッション・ウィークが9月に開催されますが、今年はいつもと違う点が注目されています。 今回は登場するコレクションのすべてが「ファーフリー」(毛皮を使用していない)のものに限られている、ということです。 世界主要都市で行わ…

一瞬「まぬけな動物」に思えるアクシデント 悪いのは動物だけ?

以下は、ここ最近アクシデントに巻き込まれた動物たちのエピソードです。 まぬけな動物たちの話として笑い飛ばすこともできるかも知れませんが、動物だけの問題なのでしょうか? // 【ビンに頭を突っ込んだフクロギツネ】 オーストラリアのクイーンズランド…

動物殺害は「動物 vs. 人」だけでなく「人 vs. 人」の対立まで生み出してしまうということ

// 南アフリカ共和国にある自然保護区内にサイの密猟目的で侵入していたハンターたちが、同じ保護区以内に生息していたライオンたちに襲われ、殺されたうえ食べられてしまうという事件が報じられました。 遺体は無残な状態だったらしく、現時点では犠牲にな…

“アジアのユニコーン” 「サオラ」という動物について学ぼう

(https://www.savethesaola.org/) // ヴェトナムとラオスの間を走るアンナン山脈には、「サオラ」という名前の動物が生息しています。 おそらく知っている人、なじみのある人はほとんどいない動物だろうと思います。 この動物については私たち日本人がよく…

フルーツではないほうの「キウイ」保護のために外来種駆除に力を入れるニュージーランドの話

// 「キウイ(kiwi)」と言えば私たち日本人にとってはキウイフルーツのことで、この鳥を思い浮かべることはほとんどないでしょう。 しかしキウイフルーツはこの鳥に似ていることことから名づけられたもので、”順番” で言えば鳥のキウイが先ということになり…

米アラスカ州 いったん禁止されたハンティング方法が再び可能に 3種類の「ハンティング」について考える

// 英BBCニュースは、米アラスカ州で禁じられていた「餌でクマをおびき寄せて殺すなどの狩猟方法の規制」をアメリカ政府が撤回する案を発表した、と報じています(クマをドーナツでおびきよせる狩猟法、禁止解除へ 米アラスカ - BBCニュース)。 アラスカで…

海洋汚染対策が始まる中、放置された漁業網のもたらす惨たらしい被害にも注目

// 2018年4月、イギリス政府はプラスチックゴミ削減に向けて、プラスチック製ストローなどの製造禁止に向けた審議を開始すると発表しました。 同じく2月にはイギリス王室がプラスチック製品の使用をやめる決定をするなど、この国はプラスチックごみによる海…

クアッカワラビーとの自撮りブームをめぐる賛否両論

// 「クアッカワラビー」はオーストラリアのパースに近いロットネスト島に数多く生息している有袋類です。 この動物はオーストラリア西部を訪れる観光客たちにとても人気があります。 人気の理由はいつも笑っているように見えるその可愛らしい顔だけではあり…

動物たちに感覚や感情はあるの? 「Animal sentience」をめぐる議論

// 最近になって「animal sentience」という言葉が少しずつ使われるようになってきました。 この言葉は「動物が主体的に感じたり、受容したり、経験から学ぶ能力」というのが一つの定義とされています。 (私が調べた限り、この英語についての一般的な訳語は…

イギリスでもサーカスでの動物利用を禁止へ すでに40か国以上で実現

// イギリス政府は2020年1月までにサーカスでの動物の利用を禁止するという意向を明らかにしました。 イギリスにはご存知の通りイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの地域(国)が存在します。 このうちスコットランドはすでに20…

犠牲になる動物たち イギリスで相次いだ動物園/サファリパークの火災

// 2017年12月23日、イギリスのロンドン動物園で大規模な火災がありました。 この火事で8人が負傷し、5頭の動物たちが犠牲になりました。 命を落としたのは1頭のツチブタと4頭のミーアキャットです。 出火は朝の6時ごろだと見られています。 ロンドン動物園…

イルカやクジラの行動が想像以上に人間に近い 人の頭脳の発達のヒントになるか

// クジラやイルカなど海中に生息する哺乳動物たちは、以前想定されていた以上に大きい頭脳を持っていることが知られるようになりました。 同時に、これまで知られていた以上に効率のいいコミュニケーションを行って仲間とのつながりを保ち、お互いを理解し…

トランプ大統領によるメキシコ国境の壁がオセロットに及ぼす影響

// アメリカのテキサス州には「リオグランデ渓谷」があります。ドナルド・トランプ大統領がメキシコとの国境に壁を建設しようとしているところです。 人が通過できないような高さの壁が一面に建設されるわけですから、そこに暮らす野生動物たちも必然的に生…

観光地での「動物セルフィー」は野生動物虐待に関与することになるので注意

// 2017年には総ユーザーが数8億人に及ぶと言われるインスタグラム。この写真共有アプリで流行する「自撮り」は日本だけの現象ではなく、世界中に広まっています。 この “セルフィー” を野生動物と一緒に撮ることが観光客たちの間で流行っていますが、そんな…

ハリケーン「ハービー」の甚大な被害にもかかわらず動物たちを見捨てない米国の人たち

// 米テキサス州やルイジアナ州などを襲ったハリケーン「ハービー」の被害は、人だけでなく動物たちにも及んでいます。 災害時はどうしても人命優先になり、それはやむを得ないことです。 しかし、ふだん人間たちと一緒に暮らしているペットの動物たちは、や…

プラスチックの輪に苦しむアヒルを救出 ゴミを捨てるときにやっておきたい「もう一歩」

// 南アフリカ共和国のマグワイアさんは、大きな池があるとても広い敷地に住んでおり、そこにはアヒルの群れが遊びに来ることもあります。 いつもそんな光景を楽しんで見ているマグワイアさんですが、ある日、奇妙なアヒルが一匹含まれているのを発見しまし…

米コネチカット州 虐待された動物の権利のために弁護士選任が可能に

アメリカでは毎年数千件の動物虐待が報告されています。 しかし、人が犠牲となる事件に比べると、動物虐待はどうしても裁判所での優先順位が低くなったり、場合によっては取り上げられないまま放っておかれることもしばしばあります。 そこで、この状況を変…

干ばつに苦しむケニアで野生動物のために一人で給水活動を続ける男性の話

ケニアにある「ツァボ・ウェスト国立公園」。 ここでは2016年6月から雨が降っておらず、野生動物が暮らす公園内には一滴の水もない状態が数か月続いています。 この状況に向かって一人で活動を続ける男性がいます。 地元の住人パトリックさんは、毎日3,000ガ…

アメリカ最大のサーカスが営業を終了 果たしてこれは動物愛護が定着した結果なのか?

「リングリング・サーカス」は146年の歴史を誇る世界でも最も有名なサーカス団のひとつでした。 このサーカスが2017年5月をもって終了することが、このたび発表され話題になっています。 【ゾウたちの引退により収益が減少】 かつてはサーカスの代名詞とまで…

ゾウ、サイ、ライオン・・・ 2016年「ワシントン条約締約国会議」で議論された絶滅危惧種たち

9月24日から10月5日まで、南アフリカのヨハネスブルクで「ワシントン条約締約国会議」が開催され、絶滅の危機に瀕している動物たちについて新たな対策が採択されました。 議論された動物の一つは前回このブログでもご紹介した「センザンコウ」で、今回の会議…

ガザ地区の動物園 ようやくすべての動物を保護

以前このブログでも紹介した「ガザ地区の戦闘に巻き込まれた動物園の動物たち」。 罪のない動物たちが事実上の監禁状態を強いられていたこの動物園にもようやく動物愛護団体が救助に訪れ、動物たちを少しずつ運び出し、ヨルダンの動物園やアフリカの野生動物…

ライオンのセシル殺害から1年 相変わらず改善しないトロフィーハンティングの実情

// アフリカのジンバブエでライオンのセシルが殺害されて1年が経ちました。 セシルの事件を機にいわゆるトロフィーハンティングに対する批判は高まっていますが、その一方でトロフィーハンティングからの収益(税収や手数料)がアフリカ諸国の環境保全に役立…

SNS上でまん延している野生動物のオンライン違法取引

フェイスブックは世界中で使われている最大のSNSですが、今このオンラインサービスを使って希少動物の取引を行っている人たちがいることが判明し、問題となっています。 野生動物監視団体「Traffic」によると、マレーシアのフェイスブックユーザーが立ち上げ…

イギリス警察「野生動物犯罪ユニット」 2016年4月以降も継続することが決定

イギリスの警察には「野生動物犯罪ユニット」というグループがあります。 文字通り野生動物に関わる犯罪の捜査に特化した専門部隊です。 イギリスの環境省、税関などから15名の専門家が派遣され、35,000件のデータベースに基づき年間約200件におよぶ案件を調…

自分で殺害した動物たちと一緒に笑顔で写るトロフィーハンター ネットで批判の嵐

// 死んだチーターを肩にのせたり、ライオンの死体の近くで薄気味悪い微笑みを見せているこの人物は、ブラッド・セヴァース氏というアメリカ人ビジネスマンです。 他にもゾウ、ヒョウ、カバ、アンテロープなど自分で殺害した動物の死体と一緒に写っている多…

ガザ地区の戦闘に巻き込まれた動物園の動物たち

パレスチナのガザ地区には動物園があります。 かつてここはライオン、ワニ、サル、ダチョウなどを見に来る家族連れで混み合うとてもにぎやかな場所でした。 しかし長年にわたる戦闘、極寒の冬、そして疫病の流行などがこの動物園を襲い、近年では何とか生き…